ある人々にとっては、もはや生活必需品といっても過言ではないスマホ。
なくては困るけれども、高いスマホ代に毎月泣かされているという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
スマホ料金を節約したいなら、現在契約中のプランの見直しをまず行いましょう。
そのほか、どのようにスマホ代を節約できるのかについて、詳しくご紹介していきます。
スマホの普及率とスマホ代について
1,500人(10代から60代)を対象に実施された、総務省の「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、現在のスマートフォンの利用率は71.3%となっています。
特に10代から20代の人は、テレビを見るよりもインターネットに費やす時間のほうが40分も多くなっていることが明らかになりました。
(参照サイトURL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000492876.pdf)
これらのことから、国内のスマホ普及率の高さを知ることができるでしょう。
そのため、スマホ代を節約するのにスマホからガラケーに戻すという選択肢を取ることは、現実的ではないと同時に、多くの人にとって容易ではないことが理解できます。
スマホ代の平均金額はいくら?
ところで、スマホ代の平均金額はいくらなのでしょうか?
2006年に設立された、モバイルに特化した調査研究機関であるMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が、スマホ料金について下記のような調査を行いました。
15歳以上の携帯電所有者971人を対象に、MMD研究所が行った「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」によると、スマホの平均月額料金は下記の通りになります。
大手3キャリアユーザー |
平均7,876円 |
格安SIMユーザー |
平均2,957円 |
フィーチャーフォンユーザー |
平均3,071円 |
※大手3キャリア=docomo、au、SoftBankを指します。
(参照サイトURL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1637.html)
上記はあくまでも平均月額料金ですが、同じスマホでも格安SIMを使うか大手キャリアを使うかなどによって、月額料金が大きく異なることがわかるでしょう。
どうしてるの?みんなのスマホ代節約術3つのポイント
50人を対象に、「スマホ代の節約の方法」についてアンケート調査を実施しました。
私たちの生活になくてはならないガジェットの一つであるスマホ、どうすれば使用料金を少しでも安くすることができるのでしょうか?
回答者数の多かった方法の中から、トップ3に入ったスマホ代節約術をご紹介します。
50人に聞きました!あなたがスマホ代の節約のためにしたことは?
1位 格安SIMに変更
2位 プランを見直す
3位 Wi-Fiを活用する
上記のグラフから明らかなように、スマホを格安SIMに変更することで、多くの人がスマホ代を節約できていることが理解できるでしょう。
次に、契約中のプランを見直すことによって、スマホ代の節約を行うことができるかもしれません。
加えて、自宅にWi-Fiを繋いだり、Wi-Fiのある場所でしかスマホを使用しないことによって、スマホ代を節約しているという人もいらっしゃいます。
ここで、スマホを格安SIMに変更して節約に成功したアンケート回答者の声をご紹介します。


アンケート回答をまとめたところ、格安SIMに切り替えたことで大半の人が5,000円~8,000円ほど毎月節約できていることがわかりました。
格安SIMってなに?選び方のポイント
最近、世間での認知度も上がってきている格安SIM。
携帯電話を使用するにはSIMカードが必要になります。
ドコモやソフトバンクなどの大手携帯キャリアのSIMカードではなく、そのほかのSIMカードのサービスを提供している会社の総称をMVNO(エムブイエヌオー)といいます。
このMVNOが提供しているSIMカードのことを一般的には格安SIMと呼びますが、大手携帯キャリアの回線をまとめて借りて、販売などのコストを削減し、さらにデータ通信料や通信速度を制限しているため、格安SIMを挿せば格安でスマホが使えるようになります。
現在日本国内では、格安SIMだけを購入するか、格安SIMがすでに挿してあるスマホにのりかえるかの2つの方法があります。
格安SIMだけを購入する場合には、自分の持つ携帯電話がSIMロックフリーの端末である必要があります。
総務省の規制緩和によって、現在ではスマホのSIMロック解除が義務付けられています。
もしも古いスマホを使用している場合には、SIMロック解除が可能かどうか、契約中の大手キャリアに問い合わせてみることができるでしょう。
どうやって選ぶ?格安SIMの選び方3つのポイント
格安SIMにすればスマホ代が大幅に節約できたなんていう話しを聞けば、自分もその恩恵に与りたいと思うのではないでしょうか?
格安SIMを選ぶ際には、世間的に評判の良いブランドの格安SIMの購入を検討できるかもしれません。
ほかにも、どんな点を考慮して格安SIMを選ぶことができるのか、3つのポイントについてご紹介します。
- どの端末で使用するか
- 音声通話SIMかデータ専用SIMにするか
- 自宅にWi-Fiが繋がっているか
どの端末で使用するか
中古の端末を使用する場合には、どの端末で使用するかで使える格安SIMの種類が変わってきます。
MVNOは大手携帯キャリアの回線を借りる必要がありますが、ドコモ回線やau回線のいずれかを使用する場合には、それぞれドコモ端末やau端末である必要があります。
SIMフリーの端末であればどの格安SIMでも使用可能なはずですが、SIMカードを購入する前に各社の公式サイトで動作確認されているかどうかチェックしておきましょう。
音声通話SIMかデータ専用SIMにするか
格安SIMカードには、音声通話SIMとデータ専用SIMの2種類があります。
以前の電話番号をそのまま引き継いで使用したい場合には音声通話SIMを、とにかく通信費を安くしたいという場合にはデータ専用SIMを選ぶことができるでしょう。
自宅にWi-Fiが繋がっているか
もしも自宅にWi-Fiがあるのなら、データの大容量プランに申し込む必要はないでしょう。
逆に、自宅にWi-Fiがない場合には無制限で使用できる格安SIMや大容量プランのある格安SIMを選ぶ必要があるかもしれません。
格安SIMのスマホを使うデメリットは?
格安SIMのスマホを使用すると、スマホの使用料金が安くなってメリットだらけのように感じるかもしれません。
果たして、格安SIMを使うデメリットはあるのでしょうか?
アンケート回答者の声をいくつかご紹介いたします。


どうやら、格安SIMのスマホにもデメリットはあるようです。
そのほかにも、LINEのID検索ができなかったり、故障したときのサポートが不十分だったり、一部機種では格安SIMを使ってテザリングが使用できない、などのデメリットがあります。
格安SIMのスマホに変えて後悔しないためにも、メリットとデメリットをしっかりチェックしてから乗り換えるようにしたいですね!
まとめ:スマホ代を節約したいなら格安SIMがおすすめ!
格安SIMのスマホにすれば、スマホ代を5,000円以上節約することが可能になります。
月額5,000円も節約することができれば、年間6万円の節約になります。
もしも、通話もほとんどせず、自宅にWi-Fiがあるなどの場合には、思い切って格安SIMのスマホに替えたほうがお得かもしれません。
しかし、サポート面が心配だったり、いつでもどこでも快適にスマホを使用したいというのであれば、スマホ代節約のために、大手携帯キャリアの使用を続行しつつ契約中のプランを見直すようにしましょう。