大切な子どもの将来への投資と考えるなら、高額な塾代の支払いを仕方がないと捉える人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、高額な塾代と子どもの学力は必ずしも比例する訳ではありません。
塾代を節約しても子どもの学力に響かないのであれば、節約するに越したことないでしょう。
塾代を節約するには、オンライン塾を利用したり、特待生制度を活用したりすることでできるかもしれません。
また、友達紹介キャンペーンなども進んで活用するようにしましょう。
そのほか、どのように塾代を節約できるのかについてご紹介します。
中学3年生の補助学習費の年間平均は38万円?
文部科学省が実施した、平成26年度「子供の学習費調査」によると、公立中学校の3年生の補助学習費がもっとも高額で年間平均は38万円となっています。
(参照サイトURL:http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/1268091.htm)
同調査によると、私立中学校の3年生の補助学習費は年間平均21.3万円となっています。
塾代の節約だけに焦点を当てるなら、もしかすると私立に通わせたほうが良いかもと思われる人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私立の小学校・中学校・高等学校の全体を見た場合には、私立のほうが公立よりも補助学習費は高めになります。
補助学習費の平均は?
平成26年度文部科学省の「子供の学習費調査」を基に、塾代を含めた年間の補助学習費の平均支出額をまとめてみました。
上記のグラフを見てわかる通り、私立高等学校(全日制)の補助学習費がもっとも高額で年間平均36.5万円、次いで私立小学校が年間平均31.9万円となっています。
もちろん塾にもピンからキリまでありますから、すべての塾が高額な訳ではありません。
しかし、塾に子供を通わせようと思っているご家庭であれば、ある程度まとまった金額の出費を覚悟する必要があるといえるでしょう。
塾代どうやって節約している?アンケート調査の結果発表
今回、塾代の節約方法についてのアンケート調査を実施しました。下記に、アンケート回答者の声をいくつかご紹介します。




教材を譲ってもらったり、ボランティア主催の塾を探してみたりするなどの方法で、塾代を節約できるでしょう。
また、自分に必要な講座だけを厳選して受講することで無駄な塾代を支払わずに済みますし、友達紹介制度などを活用して割引してもらうようにすると良いかもしれませんね。
塾代を節約したいなら、下記の5つの方法を試してみてはいかがでしょうか?
- インターネット学習塾を受講する
- 知人に家庭教師をお願いする
- 中古の塾教材を活用する
- 特待生制度を活用する
- 可能なら塾代助成金制度を活用する
インターネット学習塾を受講する
中学生、高校生になるとそれぞれに受験を控えているため、子どもを塾に通わせることを考えるご家庭が増えるようです。
もしも塾代を節約したいと思っているなら、インターネット学習塾の講座を受講することも検討できるかもしれません。
インターネット学習塾なら月額受講料金も普通の塾代の10分の1以下ほどに抑えられるだけでなく、受講する時間的にも融通が利く場合が多いのが魅力です。
知人に家庭教師をお願いする
塾に通っている場合、たんに受講しているだけで勉強した気になってしまうことがあります。
そのようなケースでは、塾代を節約するためにも、そしてより効果的に学習するためにも、知人に家庭教師をお願いしたほうが良い場合もあるでしょう。
知り合いに家庭教師を頼める人物がいるなら、勉強を教えてもらえるように交渉してみてはいかがでしょうか?
そうすることで、塾代そのものだけではなく、塾に通うための交通費や塾帰りのスナック代などの費用を削減できます。
中古の塾教材を活用する
塾代の節約にもっとも効果的なのが、塾に通わないことです。
塾に通わずに学力はそれ相応であって欲しいと願うのであれば、中古の塾教材を活用することができるかもしれません。
中古の塾教材を活用するためには、知り合いから譲り受ける方法やオークションで購入する方法などがあるでしょう。
特待生制度を活用する
もしも入塾を希望している塾に特待生制度があるなら、活用しない手はありません。
特待生制度とは、塾の授業料の全額もしくは一部免除を受けることができる制度です。
優秀な生徒が塾の広告塔になるなら集客に繋がりますから、特待生制度を導入している塾は意外と多いもの。
特待生になるためには、定期試験や習熟度試験の結果がよく、高い偏差値水準を満たしている必要があります。
条件に当てはまるのであればメリットの多い特待生制度ですが、デメリットもあるようです。
特待生制度を活用して塾代を節約した人の経験によると、特待生は毎回のテストで一定以上の成績を保ち続ける必要があるため、プレッシャーを感じやすいとのこと。
そんなプレッシャーでさえも、勉強をするためのモチベーションに替えることができるというのであれば、ぜひ塾代の節約のためにも特待生制度を活用してみましょう。
可能なら塾代助成金制度を活用する
塾代の支払いをサポートする、塾代の助成金制度を活用すれば、塾代の節約に繋がるでしょう。
大阪市や東京都では、塾代のサポートを実施しています。
大阪市の場合は、「塾代助成金事業」として中学生一人当たり月額1万円の援助を受けることが可能になっています。
一方、東京都では「受験生チャレンジ支援貸付事業」と題して、塾を含む受験に必要とされる費用を無利子で貸付する事業が行われています。
「受験生チャレンジ支援貸付事業」として貸付可能なのは、家庭教師を除いた、高校受験や大学受験の学習塾の費用、ならびに高校と大学の受験料です。
どちらの場合も申し込みをする必要がありますが、助成金によるサポートのある地域に住んでいるのであれば、積極的に活用すべきでしょう。
まとめ:塾代を節約したいならネット学習塾がおすすめ
評判の良い塾は授業料も強気な場合が多く、通わせたくても経済的に難しい場合だってあるでしょう。
もしも、勉強をする習慣を身につけて欲しいから塾に通わせるというのであれば、まずはインターネット学習塾を試してみてはいかがでしょうか?
インターネット学習塾なら交通費も掛かりませんし、基本的に自宅学習になるので寄り道の心配もありません。
もしくは、NPO法人などボランティアが主催している、無料の塾に通わせることを検討することができるかもしれません。