限られた夫の小遣い、どうすればうまくやりくりできるのでしょうか?
節約したお金で妻にプレゼントを購入する、もしくは趣味の釣り道具コレクションを増やしたいなど、節約をする目的をはっきりさせれば自ずと節約意識も強まるはずです。
節約上手になれば奥さんもニコニコ、夫婦仲も円満になるかも?
本記事では、小遣いのやりくり方法と意外なデメリットについてご紹介します。
【夫のお小遣いの節約方法トップ5】みんなどんなことしてるの?
今回、「男性50人に聞きました!あなたの毎月のお小遣いのやりくり方法は?」のアンケートを実施し、結果を集計してみました。
実践している人が多かった節約方法トップ5は、下記の通りです。
上のグラフを見ると、圧倒的に「弁当・マイボトル持参」(24人)の節約方法を実践している人が多いことがわかります。
次に「禁煙・禁酒」(6人)と続いて、3位の「コンビニに立ち寄らない」(4人)と4位の「付き合いを減らす」(4人)が同点となっています。
また中には、「ポイントサイトを活用する」(3人)方法で、地道に節約をしている人がいることがわかるでしょう。
堅実派が多い?そのほかの節約方法
アンケート結果を見てみると、「財布には必要な金額しか入れない」や「本は中古で探す」という回答や、「1日の出費を手帳に記録する」などの回答があり、いかに堅実に節約に取り組んでいる男性が多いかを知ることができました。
しかし中には、「雑誌や本は買わずに立ち読みで済ます」や「生活費を支払うクレジットカードを使って自分の買い物をする」なんていう回答もチラホラ。
限られたお小遣いをやりくりするのは大変かもしれませんが、他の人への迷惑行為に当たる行動や奥さまの機嫌を損ねる恐れのある節約方法は、極力避けたほうが良いかもしれませんね。
約8,000円以上の節約になる弁当とマイボトル持参!でも意外な落とし穴も
外食やコンビニ弁当をやめて、手作り弁当と飲み物を会社に持参すれば、月に約8,000円以上もの節約の可能性があります。
例えば1日のランチ代が850円とすれば、月20日出勤で17,000円の出費になるでしょう。
しかし、弁当と飲み物を自宅から持参すれば1日850円の出費を半額(425円)に抑えることができ、1ヶ月に8,500円も節約できることになります。
また、これまでランチをコンビニで買っていた人も、コンビニに行かないようにすればランチ代はもちろん、お菓子や雑誌などの余計な出費も抑えることが可能になります。
弁当・マイボトル持参の意外な落とし穴とは?
弁当・マイボトルを持参する節約方法は大きな節約効果を得られますが、下記のような意外な落とし穴もあるようです。
人とのコミュニケーションが減る
ランチになにを食べようが自分の勝手ではありますが、和を重んじる日本社会では、弁当を持参する人に白い目が向けられるなんてことも。
というのも、上司や同僚と連れ立って昼ご飯を食べに行くということは、社交の一環でもあります。
弁当と水筒を持参して、年間10万もの節約に成功しているある男性は、「お昼ごはんは社内の仲の良いメンバーと食べに行っていたので、少し疎遠気味になったかもしれません」と、節約が会社の人とのコミュニケーション不足を招くことを明らかにしています。
栄養が偏ってしまう
自分で弁当を用意している男性の中には、毎日同じような内容のおかずばかりになってしまい、栄養が偏ってしまっている人もいます。
また、節約を意識するあまり、菓子パンやカップラーメンでお昼を済ませてしまう人たちも。
しかし、栄養バランスの悪い食事でランチ代を節約したものの、結局はお腹が空いてしまい、スナックなどを買って食べてしまうなんてことも多いようです。
用意するのが面倒臭い
毎日、出勤前に弁当と飲み物を用意するのは、なかなか大変なことです。
弁当を持参することで毎月1万ほど節約できているある男性は、「お弁当は妻が毎朝作って用意してくれるので、妻への負担が大きくなってしまった。自分で作れたらいいのですが、毎朝となるとなかなか難しくて妻にお願いしていました」と述べています。
小遣いを節約できるとはいえ、奥さまに負担を掛けてしまうことを申し訳なく思っている男性も少なくないようです。
健康に良い禁煙や禁酒は節約効果も大きい!デメリットと対処法は?
小遣いを節約するために、思い切って禁煙や禁酒に踏み切ったという人もいます。
毎日タバコを吸う人の平均喫煙本数(2017年の調査)男性で約18.1本ですから、1日に約1箱のタバコを購入していることになります。
(参考サイトURL)
https://www.jti.co.jp/investors/library/press_releases/2017/0727_01_appendix_02.html
ヘビースモーカーの人であれば、1日に1,2箱以上タバコを吸うのではないでしょうか?
タバコ1箱の値段が約460円とすれば、禁煙するだけで1日およそ460円~920円もの金額を節約できることになります。
さらに、禁煙だけでなく禁酒も同時に行うならより大きな節約効果を得られるでしょう。
ところが、健康にも節約にも良い禁煙や禁酒には、デメリットも存在します。
例えば、禁煙して太ったという人や、禁酒をして前よりもストレスを抱えるようになったという人もいます。
禁煙・禁酒からくるストレスを健康的に発散できれば問題はありませんが、ジャンクフードのドカ食いや買い物などでストレスを発散するようになってしまっては、節約面でも健康面でも本末転倒です。
そのような場合には、すっぱりと禁煙・禁酒を行うのではなく、徐々に喫煙本数を減らしたり、お酒を飲む回数やお酒の種類を変えてみたりすることが助けになるかもしれません。
いずれにせよ、ストレスなく節約できるように工夫をすることで、節約の習慣を長続きさせることができるでしょう。
節約効果大!お付き合いはほどほどに
弁当・マイボトルを持参すれば約8,000円以上の節約を見込めますが、下記の表のように、実は節約効果がもっと高い節約方法はほかにも存在します。
<夫の小遣い節約方法の中で節約効果の高い節約方法トップ3>
1位 |
付き合いを減らす |
平均2,3万円の節約 |
2位 |
禁煙・禁酒 |
平均1,2万円の節約 |
3位 |
弁当・マイボトル持参 |
平均8,000円以上の節約 |
これまで高い交際費で毎月のお小遣いの大半を失ってきたのであれば、付き合いを少し減らすだけで大きな節約効果を得られるでしょう。
ただし、人との付き合いを減らすことによって視野が狭まったりコミュニケーション不足に陥ったりするなど、デメリットもあるということも心に留めておく必要があるかもしれません。
夫のお小遣いの節約!試してみるべき3つの方法
小遣いを節約したいと願っているなら、下記の3つの方法を試してみてはいかがでしょうか?
- 家計簿アプリを使う
- 1日に使用できる金額を決めておく
- 先取り貯金をする
家計簿アプリを使う
なににお金を使っているのかきちんと把握していなければ、節約をすることは難しいでしょう。
現状を把握するためにも、家計簿アプリを活用してみてはいかがでしょうか?
手帳に日々の出費を書き留めていくだけでも節約効果はあるようですが、スマホの家計簿アプリを使うことで無駄な出費が一目瞭然になり、節約を心掛けやすくなります。
家計簿アプリの中には、1ヶ月にこれだけは節約したいという金額を設定すれば、1日に使用できる金額を教えてくれる優れものもあります。
マメな性格ではなかったとしても、アプリを使えばゲーム感覚で節約に取り組むことができ、無理なく節約を行うことができるでしょう。
1日に使用できる金額を決めておく
小遣いを日割りして、1日に使用できる金額をあらかじめ決めておくなら、無駄使いをしないように心掛けることができます。
1日に使用可能な金額以上を使わないように努力すれば、自然と節約体質になることができるため、これまでほとんど節約を意識したことがない人にもおすすめです。
好きな時に好きなだけお金を使ってきた人にとっては、窮屈に思える節約方法かもしれません。
しかし、計画的にお金を使う習慣を身に付けるのには打ってつけの方法でしょう。
先取り貯金をする
あればあるだけお金を使ってしまうのなら、小遣いから先取り貯金をしてみてはいかがでしょうか?
先取り貯金なんて生活費だけで十分だと思うかもしれませんが、少しでも小遣いを節約したいのであれば、鋼の意思を貫き通しましょう。
小遣いの残金を貯金しようと思っても、なかなか思うようにはならないもの。ですが、5,000円でも1万円でも先に貯金にまわすことで、確実に節約することができます。
まとめ:昼食は自宅から持参し付き合いはほどほどに
夫の小遣いを節約しようと思うなら、手間は掛かりますがランチやドリンクは自宅から会社に持参しましょう。
これまで湯水のように交際費を使ってきたというのであれば、付き合いをほどほどに控えることで節約することができます。
また、自分のお金の使い方をコントロールするために、出費を手帳に控えたりアプリに書き込んだりすることも大切ですね。