詐欺に遭ったことで借金をしてしまい、返済ができなくなるケースがあります。
多くの場合、正しい知識を持っていなかったことが詐欺被害につながってしまうのです。
パニックに陥ることなく、適切な対応をするには、緊急時でも落ち着いていられるだけの情報が必要です。
ここでは、借金につながる詐欺の手口や、詐欺によって借金ができてしまった際の解決方法について解説していきます。
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借金を伴う詐欺の種類。名義貸しや還付金、投資詐欺などに要注意
まずは、借金を伴う詐欺として以下の6つを紹介します。
- 名義貸し詐欺
- 還付金詐欺
- 投資詐欺
- スカウト詐欺
- 借金一本化詐欺
- 情報商材詐欺
借金を伴う詐欺①名義貸し詐欺
名義貸し詐欺のパターンとして、まずクレジットカードなどで商品を購入するだけで、「報酬がもらえる」と勧誘します。
例えばクレジットカードのショッピング限度額が100万円だった場合、100万円分の購入をさせて、そのうち10%を報酬として支払うという形です。
しかも購入した商品はすぐに返品するため、負担は一切かからないという設定です。
実際には、購入した商品が返品されることもなく、報酬の支払いもありません。
100万円の商品の購入代金がカード会社から請求されるのみです。
もちろん話を持ちかけた本人とは音信不通のため、訴えるのも難しいことがほとんどです。
同様の手口として、消費者金融で借金させるものや、携帯電話の契約をさせるものがあります。
借金を伴う詐欺②還付金詐欺
還付金詐欺は、ターゲットへの医療費や年金、税金や保険料などの還付金が受け取れるという連絡から始まります。
市区町村の職員を装い、電話やハガキでコンタクトを取ります。
ターゲットを金融機関のATMに誘導し、還付金を受け取るための手続きのための費用を振り込ませたら完了です。
本来の所得税の還付金の案内は、確定申告をした税務署から届きます。
シールで還付金の明細が隠されているハガキです。還付金は確定申告の際に記載した金融機関に振り込まれます。
住民税の還付は、市区町村役場から封書で連絡されます。
同封されている書類に必要事項を記入し、返送した後、指定した金融機関の口座に振り込まれます。
いずれにしても、ATMで手数料などを入金する必要は一切ありません。
借金を伴う詐欺③投資詐欺
投資詐欺は、詐欺の中でも被害額が多いのが特徴です。
代表的なものには、未公開株やファンド、外国通貨や社債、新事業への出資などがあります。
仮想通貨に関する詐欺もあるようです。
共通点は、「必ず儲かる」「簡単に利益が出る」などのキャッチフレーズです。
投資はリスクがあるにもかかわらず、「元本保証」を謳うものも存在します。
詐欺の首謀者はある程度のお金を集めた時点で、倒産したり、行方不明になったりすることがほとんどです。
借金を伴う詐欺④スカウト詐欺
スカウト詐欺とは、悪質な芸能事務所が、若い女性などをターゲットにする詐欺の一種です。
ミュージシャン志望の若者も対象になることがあります。
もちろん実際に芸能関係者からスカウトされてスターダムにのし上がった芸能人も存在します。
そのため、「自分もスターになれるかも?」といった心理を利用しているのが特徴です。
スカウト詐欺では、レッスン料やオーディション費用、アーティスト写真撮影の費用などと称して、50万円から100万円ほどの支払いを求められることが多いようです。
借金を伴う詐欺⑤借金一本化詐欺
借金一本化とは、複数の借入先からの借金を、1社から借金総額分のお金を借り入れて、他の借入先を完済させるものです。
金利が少なくなったり、返済期間が短縮されるメリットがあります。
借金一本化詐欺は、ダイレクトメールや電話などでターゲットに連絡を取り、消費者金融などから借金をさせて、返済実績を作るという名目で、指定した口座に入金させます。
郵便局のレターパックなどを使って送金させるケースもあります。
※レターパックでの送金は違法です。郵送の際は現金書留で送金しましょう。
その後、送金を数回繰り返した時点で連絡が取れなくなり、音信不通となるパターンです。
実際には借金が一本化されることはなく、新たな借入先からの借金が増えるだけというのが、借金一本化詐欺の特徴です。
借金を伴う詐欺⑥情報商材詐欺
情報商材詐欺とは、その名の通り、情報商材を利用した詐欺です。
情報商材には、「競馬の必勝法」や「短期間で好きなものを好きなだけ食べてダイエットできるコツ」、「恋愛を簡単に成功させる秘訣」や「○○で簡単に儲かる」などがあります。
中には本当に役に立つものもあるのですが、多くの情報商材の内容は、ほんの少しネット検索すれば見つかるような情報が掲載されているだけと言われています。
最初は無料でスタートしますが、より密度の濃い情報を得ることを目的として、有料情報の購入を勧めてくるのが特徴です。
購入者が新規の購入者を勧誘し、その手数料が支払われるマルチ商法のようなスタイルもあるようです。
借金を伴う詐欺に遭った場合の解決方法
借金を伴う詐欺に遭った場合の解決方法として、国民生活センターや法テラスへの相談があります。
専門家に相談することで、最適な方法が見つかる可能性があります。
- 「国民生活センター」:http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html
- 「法テラス(日本司法支援センター)」:http://www.houterasu.or.jp/
特に詐欺によって多額の借金が生じた場合、債務整理を利用して、合法的に借金総額を減らすこともできます。
まずは無料相談から始めてみてください。
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まとめ:おいしい儲け話はない!赤の他人から持ちかけられる話には要注意
借金を伴う詐欺には、様々なものがあります。
基本的には、「まったくの他人に儲け話を持ちかけることはあり得ない」と考えることが、詐欺に遭わないための第一歩です。
それから、仕事をする際に事前に費用を請求された場合、詐欺の疑いがあるかもしれません。
是非、正しい知識を得て、自分の身は自分で守るようにしてください。