多額の借金を抱えると、自分ひとりの力では返済しきれない…そう思うこともあるかもしれません。
ですが、「債務整理」という手続きを通すことで、抱えた借金を減額し、毎月の返済を少なくすることができます。
債務整理にはいくつかの種類がありますが、資産を残したまま借金を大幅に減額する「個人再生」という方法に注目してみましょう。
ここでは、実際に個人再生をしたことで、生活に良い影響が出た5人の人たちからの体験談を紹介します。
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個人再生・体験談①30代前半・男性|利用明細は必ず残しておこう
個人再生をした当時は一人暮らし、職業は会社員(事務職)、年収は320万円ほどでした。
借金の総額は150万円、借入先はアコムとレイクとオリックスで、それぞれ50万円ずつ借りていました。
借金が膨らんでいき、当時の給料では返済が難しいと思ったことから、親族に相談。
親族から紹介された法律事務所に個人再生を依頼しました。費用は15万円ほどでした。
依頼の際に、借金の理由と借入先を説明するのに苦労をしたことが記憶に残っています。
しかも利用明細や契約書を紛失してしまったこともあり、それらを探す手間もかかりました。
個人再生をしたメリット
個人再生をしたことで良かったことは、月々の返済額が少なくなり、生活に余裕が生まれたことです。
個人再生の後は浪費をすることもなくなり、計画的なお金の使い方ができるようになりました。
個人再生を考えている人たちへのアドバイス
まずは、個人再生をするかどうかはともかく、相談をすることから始めてください。
状況を整理して、きちんと話すことが再スタートにつながります。
個人再生・体験談②39歳・男性|ギャンブルや浪費をやめて返済に専念
個人再生をした当時は、父母と妻と息子と同居していました。
職業はコンビニエンスストア店長、年収は400万円でした。借金の総額は400万円です。
アイフルとレイクから200万円ずつ借りていました。
結婚前から借金があり、子供が産まれるまでは、給料の一部を妻に渡してから、残りを金利の返済と自身の小遣いに充てていました。
子供が産まれたことをきっかけとして、妻に借金のことを話しました。
その後、父の知人の法律事務所に相談し、個人再生をすることを決断しました。費用は28万円です。
個人再生をしたメリット
ギャンブルや浪費が原因の借金だったこともあり、生活習慣の見直しから始めました。
お酒や煙草をやめて、外食もしなくなりました。
お金のかからない趣味を見つけたことから、娯楽への誘惑を断ち切ることにつながりました。
個人再生をしてからは、貯金もできるようになり、家族旅行の回数が増えました。
実家の建て替えや、新車の購入もできました。
個人再生を考えている人たちへのアドバイス
個人再生は借金で自暴自棄になっている人を、将来の目標を持って生活をやり直すことができるようにするための制度です。
二度と借金をしないという覚悟を持って取り組んでください。
個人再生・体験談③58歳・男性|個人再生をしてから貯金ができるようになった
個人再生に踏み切った当時は親子3人で暮らしており、ラーメン店の経営で年収は700万円でした。
借金の総額は4000万円です。
内訳は京都信用金庫から2000万円、京都中央信用金庫から1000万円、商工ローンが1000万円です。
チェーン形態のラーメン店の経営をしていたのですが、もう1店舗経営できるチャンスがあったことから、2000万円の保証金の保証人として経営を開始しました。
最初の2年ほどは競合店もなく順風満帆だったのですが、飲酒や駐車の取り締まりが厳しくなったことで、赤字に転落しました。
その後、法律事務所に個人再生を依頼、費用は60万円でした。
個人再生をしたメリット
個人再生をする前は毎月30万円の返済をしていたのですが、個人再生後は返済がなくなったため、貯金ができるようになりました。
個人再生を考えている人たちへのアドバイス
借金が5000万円までの人は、個人再生の対象となります。
知人や友人ではなく、できるだけ早く弁護士に相談してください。
個人再生・体験談④53歳・男性|催促の連絡がなくなりホッとした
個人再生をした当時は、無職の一人暮らし、生活保護で200万円ほどの収入がありました。
借金の総額は405万円です。
借入先は社会福祉協議会とプロミス、スルガ銀行とSMBCとトヨタファイナンスです。
就職活動をしていたのですが、仕事がなかなか決まらなかったことからお金が底をつき、生活保護を受給していました。
担当のケースワーカーから債務整理を勧められたため、法律事務所に個人再生を依頼しました。費用は16万円です。
利用明細の紛失や借金の理由の記憶が曖昧だったこともあり、書類作成には苦労しました。
個人再生をしたメリット
催促の電話がかかってこなくなったことです。精神的に楽になりました。
個人再生を考えている人たちへのアドバイス
個人再生はできるだけ早い段階ですることをおすすめします。
債務者へのメリットだけでなく、債権者にも貸倒引当金が適用されるためです。
個人再生・体験談⑤31歳・男性|返済に悩む日々から脱出できた
個人再生当時の家族構成は、祖父と祖母、父母と妹です。年収は約200万円でした。
借金の総額はおよそ300万円、借入先は東京スター銀行とアイフル、SMBCモビットとマルイとUFJです。
自己破産をすると資格が取り消される専門職だったことと、借金の理由が浪費ということもあり、法律事務所に相談して個人再生を選択しました。費用は25万円です。
仕事柄、利用している銀行が多かったため、口座変更や通帳の取引履歴の確認に時間がかかった記憶があります。
個人再生をしたメリット
個人再生をしたことで、返済に悩む日々から抜け出すことができました。
それまでは返済しても元金が減らずに、返済するために借金を繰り返していたためです。
家族に個人再生を知られたことで、浪費癖も改善されました。
個人再生を考えている人たちへのアドバイス
個人再生をすることで、クレジットカードが使えなくなります。
現金だけで生活することになるため、自分の身の丈に合った生活につながります。
できるだけ早めに専門家に相談することをおすすめします。
まとめ:個人再生は決して難しくない。リスクを踏まえた上で決断しましょう
ここまで個人再生の体験談を5つ紹介しました。
個人再生は多額の借金に悩む人にとって合法的な解決手段です。
ただし、個人再生後は、5年から10年間、新規の融資や借り入れができなくなります。
そのことを踏まえた上で、早めに弁護士などの専門家に相談することから始めてください。
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