様々な理由で積み上がった借金。
完済するぞ!と固く誓ったけど、これから数年間の間、返済生活が続くと思うと、返済できるか不安・・・。
貸金業者からの増枠融資を受けたり、複数から借入している人は特に不安ですよね。
確かに、返済半ばでさらに追加で借金を重ねたり、生活に行き詰まって、債務整理したという人もいます。
しかしその一方で、借金を無事完済して、平穏な生活を送っている人も少なくありません。
今回は、借金完済に成功した人の体験談から、完済のコツを学んでみたいと思います。
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最初の第一歩。改めて、借金返済の道のりを確認する。
借金完済の第一歩は、まず自分にどれくらいの借金があるか、しっかり認識することです。
特に複数社から借りている人は、借金総額がどれくらいなのか、わかっていないという場合も多いです。
ここでは、複数から借りている方のために、借金がどれくらいのペースで減っていくかというシミュレーションを紹介したいと思います。
300万円を年利15%で、貸金業者から5年間借りた場合の返済
ここでは、300万円を年利15%で借入した後、5年間で返済するというシミュレーションを紹介したいと思います。
返済開始 | 2018年1月 |
返済終了 | 2022年12月 |
返済回数 | 60回 |
返済総額 | ¥4,282,167 |
元金分 | ¥3,000,000 |
利息分 | ¥1,282,167 |
元本の4割分を利息として返済。当初はほぼ半分が利息の返済に充てられる
まず驚きなのが、元本の40%にあたる120万円あまりが利息となるところです。
返済額は元利均等払いで、月々71,369円です。
しかし初回の支払いは元金分が33,869円、利息分が37,500円。
利息返済が元金返済を上回っていることがわかります。
12回、つまり1年間払い終えた時点で、元借入残高は2,564,426円です。
なんと、1年かかって、借金は50万円も減っていないのです。
今からコツコツ返済を考えている人には、とても厳しい現実です。
この数字は堅実に返済し続けることの困難さと、道のりの長さを物語っているといえるでしょう。
完済経験者に聞く!借金のきっかけは何?
ここからは、借金を完済した経験者の回答を紹介したいと思います。
当サイトでは、100万円以上の借金を完済した経験のある方、10人に独自のアンケートを実施しました。
まずは、借金のきっかけについて紹介したいと思います。
浪費の借金よりも、債務を背負うことを余儀なくされた人が多い
借金を背負った10人の方の回答を見ていると、自分の借金より、家族の借金を代わりに返済したというケースが多いように見受けられました。
- 親が仕事をしていなかったため
- 妻の病気治療のため
- 弟が起こした事故の損害賠償支払いのため
- 結婚前から付き合っていた彼氏の借金
このように、家族の誰かが要因となった借金を返済している、という方が多いという結果が出ました。
中には、買い物依存症、パチンコ依存症というような、明らかに自分の浪費が原因の借金もありました。
そういった人は、まず浪費の生活と決別する必要があるため、完済までには困難が伴うようです。
反面、借金をした本人以上に責任感が強い人は、うまく完済しているようですね。
返済中は、ほぼ全員が「苦しかった」と回答。楽しいはずの給料日が辛い
完済した10人の方全員が、返済は苦しかった。毎月カツカツの生活だったと回答しています。
楽しいはずの給料日に、返済分がそっくり差し引かれるため、辛かったというふうに思い返す人もいました。
本業だけでは返済が間に合わず、本業の終了後にバイトしたという人もいます。
女性の場合は、短時間で稼ぐために、水商売に手を出すというのは定番ですね。
ただしその結果、精神的な疲労がさらに積み重なるという、悲痛な訴えをされています。
買いたいものも買えない、行きたいところにも行けない苛立ちと向き合い、追加借入の誘惑からどう逃れるかというのが、完済の糸口のようです。
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成功者が教える、借金完済までの具体的な4つのステップ
最後に、実際に借金完済に成功した10人の方たちに、自分がうまく完済できた秘訣を聞きました。
ごく基本的なことではありますが、長く実践していくことで、完済へ繋げられる方法ばかりです。
- 収入と支出の見直し
- 給料から返済額を先に天引き
- 副業して生活費を足す
- 時には人と距離をおく
収入と支出の見直し。思いきった支出のリストラを断行
自分の借金総額が把握できたら、次は収入と支出の見直しです。
急に自分の収入を増やすことはできません。
そうなると、支出を減らしていくほかありません。
ここでやってはいけないのが、食費を極限まで削ったり、電気代や水道代を節約するというものです。
行き過ぎた食費の節約は、健康を害することになります。
また、光熱水費の節約は意外と大きくありません。
また、自分が原因で借金を背負ってしまっている人には、節約は難しすぎる課題です。
少しずつ削減するよりも、バッサリ、リストラしてしまったほうが簡単です。
リストラ、つまり、所有や契約をやめてしまうということです。
リストラできるものには、次のようなものがあります。
- 車・バイクの所有
- 生命保険の契約
- スマートフォンの所有
- スポーツジムの契約
- クレジットカードの契約
どれも思い切りが必要な契約かもしれません。
逆に一度思い切ってしまえば、あとはその生活に慣れるだけです。
食費の削減などは、借金完済まで頑張り続ける必要があります。
そこに手を付ける前に、簡単なところから手を付けるべきです。
給料から返済額を先に天引き。「なかったこと作戦」
給料が入ったら、先に返済分のお金は、別の口座に移しておきます。
そして、残りの給料でその1ヶ月でやりくりします。
一見するととても簡単そうですが、実は多くの人が実践していません。
毎月借金返済に困るのは、返済する予定の収入まで使い込んでいるからです。
なので、返済が決まっている分の収入は「なかったこと」として考えます。
残りの収入の中でやりくりを考えれば、返済が滞るということはありません。
副業して生活費を足す
先に紹介した方法で、返済金を先に確保してしまうと、生活費がどうしても足りないということがあります。
そういうときは、なんとかして収入を増やすほかありません。
こうした場合、やはり副業を検討することになります。
おすすめは、深夜のコンビニや土日の引っ越し、飲食店など、人手不足の勤め先です。
慢性的な人材不足なので、採用が早く、収入が増えるのも早いです。
風俗などのナイトワークは、肉体以上に精神的な疲労が大きく、おすすめすることはできません。
また効率を狙い、ネットビジネスに手を出すのも、あまりいい方法ではありません。
生活費の足しになるまでに時間がかかるうえ、成功する確率も高くありません。
肉体的な労働で、高い時給を稼ぐというのが、最も効率が良い方法です。
時には、人と距離をおく
借金返済中はストレスがたまります。
悩みを聞いてほしい。ウサを晴らしたい。
そう思うことも多いでしょう。
そんな時、友人や友達に飲みに誘われたら行っちゃいますよね。
こうしたちょっとしたたまの息抜きが、返済計画を狂わせることもあります。
節制を妨げそうな人の付き合いは、差し支えのない範囲で、距離をおきましょう。
まとめ:返済は、「自分の信用を作ること」と、前向きに捉えること
金目の財産は売り払ったうえに、限界まで節約して、時にはバイトもして、精神的にもボロボロになるかもしれません。
しかし、借金返済のゴールには、「信用」というお金では買えないものが待っています。
返済途中で挫折し滞納してしまうと、金融機関のブラックリストに掲載され、向こう5年~10年はローンが組めない状況になります。
まさに、金融的な「信用がない」状態になります。
最後に、借金を滞納したり、破産して免責を受けることが、悪いことではありません。
そういった選択肢もあるということを、頭の片隅においておきましょう。
くれぐれも、借金の返済で、健康を害したり、命を削ることがないように。
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