借金1000万円は、マイホームのための住宅ローンを組む人にとっては、決して珍しいことではありません。
実家の建て替えやリフォームというパターンもあると思われます。
中には、総量規制対象外だった頃のカードローンの借り入れで、借金が1000万円となった人もいるかもしれません。
ここでは、借金1000万円を抱えた人への具体的な返済方法について解説していきます。
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借金1000万円を自力で返済するための方法。毎月のリアルな返済額とは?
はじめに、借金1000万円を5年もしくは10年で完済するためには、月々の返済額がどのくらいになるのか?を表にしてまとめてみます。
借入先 |
借入額 |
金利 |
月々の返済額 |
完済までの期間 |
合計返済額 |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
173,098円 |
60ヶ月(5年) |
10,385,906円 (支払利息総額385,906円) |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
89,791円 |
120ヶ月(10年) |
10,774,922円 (支払利息総額774,922円) |
カードローンA社 |
1000万円 |
8% |
202,700円 |
61ヶ月(5年1ヶ月) |
12,166,688円 (支払利息総額2,166,688円 ) |
カードローンA社 |
1000万円 |
8% |
121,300円 |
121ヶ月(10年1ヶ月) |
14,560,986円(支払利息総額4,560,986円) |
カードローンB社 |
1000万円 |
15% |
237,900円 |
60ヶ月(5年) |
14,273,887円 (支払利息総額4,273,887円) |
カードローンB社 |
1000万円 |
15% |
161,300円 |
121ヶ月(10年1ヶ月) |
19,365,589円 (支払利息総額9,365,589円) |
※元利均等返済、ボーナス払いなしで計算しています
参考サイト「ローン計算シミュレーション@ローン計算」:https://www.loankeisan.com/
しまなみ信用金庫「ローン返済シミュレーション」:http://www.shimanami-shinkin.jp/18/83/
さすがに借金1000万円ともなると、5年で完済するためには、一定以上の年収がないと厳しくなります。
銀行の住宅ローンだとしても、月々173,098円を支払える手取りの月収は865,490円です。
※返済額を月収の20%とした場合
これが10年になると、月々89,791円となるため、448,955円が必要な月収となります。
※返済額を月収の20%とした場合
そのため、もう少し返済年数を増やしてみます。
借入先 |
借入額 |
金利 |
月々の返済額 |
完済までの期間 |
合計返済額 |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
62,074円 |
15年 |
11,173,280円 |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
48,254円 |
20年 |
11,580,965円 |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
39,993円 |
25年 |
11,997,944円 |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
34,512円 |
30年 |
12,424,105円 |
銀行の住宅ローン |
1000万円 |
1.5% |
30,618円 |
35年 |
12,859,535円 |
完済までの年数が15年から20年に増えることで、月々の返済額が現実的な数値に近づいていることがわかります。
その分返済期間が長くなるため、金利の分、合計返済額が増えてしまいます。
借金1000万円の返済方法は債務整理が現実的
借金1000万円が銀行の住宅ローンであれば、15年から25年ほどで無理なく完済できる可能性があります。
一方で、借金1000万円の内訳が金利15%~18%のカードローンなどである場合、10年以内で完済するためには、年収700万円から1000万円以上が望ましいかと思われます。
そのため、借金1000万円の返済方法として、債務整理も有力な候補となります。
借金1000万円の債務整理の方法として次の3つが考えられます。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
また、ここでは解説していませんが、「特定調停」という自分で手続きを行う方法もあります。
合わせて読みたい:簡単理解。債務整理の4つの方法と、正しい専門家の選び方とは?
借金1000万円の債務整理①任意整理
任意整理は、弁護士などを代理人に指名して借入先と交渉する方法です。
140万円以下の債務手続きに関しては、司法書士が代理人になることも可能です。
借金1000万円を任意整理で返済する場合、5年間で完済することが条件です。
金利は0%が適用されるため、1000万円÷60(ヶ月)=166,666円が月々の返済額となります。
ただし、これ以外に弁護士費用が発生するため、それを踏まえた上で返済計画を立てる必要があります。
借金1000万円の債務整理②個人再生
借金1000万円の場合、個人再生手続きをすることで、5分の1の200万円まで減額することができます。
個人再生の場合、200万円を3年間で完済することが条件となります。
こちらも金利が0%に設定され、200万円÷36(ヶ月)=55,555円が月々の返済額となります。
そのため、安定した一定の収入がある人にとっては、ベストな方法と言えるでしょう。
ただし個人再生が認められた場合、官報に氏名と住所が記載されます。
借金1000万円の債務整理③自己破産
借金1000万円の債務整理には、自己破産も含まれます。
自己破産が裁判所に認められると、その時点で借金1000万円が0円になります。(※税金は除く)
20万円以下であれば、預貯金なども手元に置いておくことができます。
自己破産の決定後は、官報に住所と氏名が記されます。
合わせて読みたい:
体験者が語る【自己破産したらどうなるか】素朴な7つの質問に答えた
まとめ:1000万円の借金は、ほぼ迷わず債務整理でOK
借金1000万円の返済に苦しんでいる場合、債務整理をすることで、解決に大きく近づきます。
債務整理は、法テラスなどを利用して、弁護士への無料相談をすることから始まります。
専門家のアドバイスを受けることで、無理のない返済につなげてください。
また、ネット上から匿名で債務整理の診断ができるサービスもあります。
こういったサービスを活用すれば、少しでも早く借金解決へこぎ着けることでしょう。
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