仕事をやめて、新しいことをはじめよう!という時は、総じてお金がかかるものです。
そのためたくさんの給付金や制度があり、利用している方も多いのではないでしょうか。
ですがその中に、教育訓練給付金という給付制度があることをご存知ですか?
教育訓練給付金とは、実は雇用保険の制度のひとつ。
新しい仕事に資格が必要!という時、その資格講座の費用が一部支給されるものなんです。
しかし手続きがややこしい、説明がよくわからない…と申込みしない方も少なくありません。
そこでここでは、教育訓練給付金について、イラストを交えて解説していきます!
教育訓練給付金の種類や、受給の対象となる人、条件など、わかりやすくまとめていきましょう。
教育訓練給付金とはどんな制度?資格を取る時に使える!
まずは、教育訓練給付金という制度の概要について触れていきます。
すでにご紹介したように、「教育訓練給付金」とは、雇用保険の制度のひとつです。
働く意思のある人のキャリアアップを支援するため、様々な職種講座の受講費用の一部給付してくれる、という制度です。
現在は名称を改め、「一般教育訓練給付金」と呼ばれる制度となっています。
雇用保険の制度ですので、「被保険者」もしくは、「被保険者だった期間」がポイントになります。
教育訓練給付金にはいくつかの種類がある
この教育訓練給付金には3種類あり、そのうち1つは平成31年までの時限措置となっています。
いずれも特定の条件を満たす必要があり、申請は受講開始日の1ヶ月前までに行います。
雇用保険に入っていた方なら、離職した翌日から1年以内であれば利用できます。
もちろん在職中の方でも利用できます。
教育訓練給付金を受給できる対象者と、具体的な支給額は?
それでは、この教育訓練給付金はどんな人が利用できるのでしょうか。
教育訓練給付金の種類ごとに見ていきましょう。
一般教育訓練給付金の受給対象となるのはどんな人?
専門実践教育訓練給付金の受給対象と支給額。1年以内に就職すると追加給付!
教育訓練支援給付金の受給対象者。平成31年までの時限措置です
「教育訓練給付金」は、社会人3年目以上の方向けの制度です。
また専門実践教育訓練給付金の支給対象となるには、10年以上雇用保険に加入している必要があります。
「今まで長く働いてたけど、キャリアアップのために資格を取りたい!」という人向きの制度ですね。
一方時限措置である教育訓練給付金は、失業状態の方が資格を取るために利用する制度です。
失業中の方にとって、教育訓練を受けながら資格を取る、というのは大きなハードルとなります。
厳しい生活を少しでも楽にするために、こうした資格講座の受講を検討してみてください。