中学生のなりたい職業で男女ともに堂々の上位にランクインしたユーチューバー。
簡単に動画をアップできるようになったことで一般人でもすぐ動画配信ができるようになって、中にはそれを副収入として稼いでいる人もいるようです。
皆さんが気になるのはユーチューバーって稼げるのか?副業でYouTube配信するのはどうなの?というところではないでしょうか?
今回はYouTubeにたまに動画配信している自称底辺ユーチューバーD(仮称)のデーターなども元にご説明致します!
今更聞けないユーチューバーってどんな人のこと?
ユーチューバーは動画広告の収益で生計を立てている人のことです。
本業として動画収入の一本だけで年収何億単位で儲けている人もいれば、自称ユーチューバーを名乗っているだけの人もいます。
まさにピンきりの世界。
しかし動画配信で年収何億となるとただただ羨ましい…
ただし後述しますが、ユーチューバーにはユーチューバーの悩みや大変さがあります。
またユーチューバーになるのは特に資格も何もいりません。
スマホもしくはPCとビデオカメラさえ揃えて、1動画でもYouTubeにアップすればその時点であなたもユーチューバーを名乗れるでしょう。
ただしこの時点ではまだまだ金銭は発生しませんので注意です。
本当にYouTubeで稼げる??上位と下位のユーチューバー格差
結論から言えば【当たれば】稼げます!
芸能界と同じです。
何年やっても芽が出ない人もいますし、初めてすぐ大当たりする人もいます。
しかしそこまで稼げる人はほんの一部分だと思っておいたほうがいいですね。
2014年12月以降は特に広告単価が低くなっているので動画の再生回数を増やさないとなかなか収益に結びつけるのは難しいかもしれません。
後述しますが、よほど好きじゃないとコンスタントに動画のアップを続けていくのは難しいのでかなり適正を問われる稼ぎ方かもしれません。
ユーチューバーの主な収入源
ユーチューバーの収入は主に2パターンあります。
AdSenseって?クリックだけで収入になる広告
この広告はGoogle社が提供するAdSenseと呼ばれる広告プログラムに基いて収益が発生します。
実はAdSense広告はYouTubeの動画を見たことのある人であれば誰でも見たことがあるものです。
YouTubeの動画を開始する時に15秒~数分の広告動画が流れますよね?
これがAdSense広告になります。
2014年12月以前までは1再生0.1円と言われていました。
単純計算で毎日動画を配信してそれが日/10万回再生をすれば1日1万円稼げるということですね。
しかし注意して欲しいのはAdSenseのレギュレーションが2017年に変更されたこと。
チャンネル内動画の総再生数が合計10000回未満では動画最初に挿入される広告を付けないということになりました。
トータルで10000回なのですが、最初の方は登録者数も少ないので1動画あたりの再生回数も少ないでしょう。
なのでまず再生回数を稼ぐためには沢山の動画をアップする必要があります。
またAdSense自体は収益の合計が8000円以上にならないと振込申請できないので、8000円未満だと現金化できないことを念頭に置いておいて下さい。
スポンサー提供広告
よく人気ユーチューバー達がアプリをやったり商品のレビューで褒め倒している動画です。
やたらと褒めちぎる動画を見て何か違和感を覚えた事がある人もいるのではないでしょうか。
いわゆる案件動画と呼ばれるものです。
ある程度人気や知名度が高いとか、特定のジャンルに強い(PCやガジェット等)系のユーチューバーにはお声がかかって、その人のチャンネルで商品レビューして欲しいという依頼がくるようになります。
その時にその人の知名度やレートによって広告費の契約があるとかないとか…
一部で言われているのが企業案件の報酬額は【登録者数×1.5】とも言われます。
ただ、規約上ユーチューバー達は守秘義務があるので、実際のところは本人達のみぞ知るということです。
お金の代わりに提供の商品を頂くこともあるようですね。
ユーチューバー1本で生活するには何再生回数必要か考えてみた
ユーチューバー一本で生活するには何再生回数必要なのか概算してみました。
2014年の12月以前は1再生0.1円とも言われていましたが、今はその半分、もしくは4分の1(0.5円~0.25円)くらいと考えておいたほうが良いでしょう。
なので月20万あれば暮らせるという前提で考えるならば、1再生回数0.05円計算で月間累計400万回再生が必要ということです。
多く見積もって単価が0.1円だとしても200万回再生が必要。
しかし実際には動画のネタの為の移動費や雑費(レビューとかの為の商品購入)が発生するので実質手元に残る分はもっと少ないと見ていいでしょう。
1動画でいきなり200万回再生は新規参入組には難しいでしょうから、1日の昼、夜の2動画の30日間毎日で考えて、一回で3.3万回再生を達成できればユーチューバー一本で生活するのは圏内です。
人気のユーチューバーの年収をこっそり見ちゃおう!
実は世の中にはユーチューバーの月収や年収を丸裸にしてしまうサイトも存在しています。
その代表的なものがこのソーシャルブレードというサイト。
このサイトで気になるユーチューバーのアカウント名(英字のみ:日本語不可)を貼り付けて検索すると、世界中のユーチューバーとしての評価や、概算の月収や年収もチェックすることができます。
1.トップページの検索欄に気になるユーチューバーのアカウント名を入れます。
※分からない人はそのユーチューバーのチャンネルにアクセスして、URLに表示されているhttps://www.youtube.com/user/〰のuser以下の部分をコピーして貼り付けて下さい。
2.ソーシャルブレードの画面の見方
- TOTAL GRADE…ユーチューバーとしての評価の指針。(世界基準になります。)
- SUBSCRIBER RANK…登録者数のランキング。
- VIDEO VIEW RANK…再生回数のランキング。
- SOCIAL BLADE RANK…ソーシャルブレード内での独自のランキング。
- VIEWS FOR THE LAST 30 DAYS…過去30日間の総再生数。
- SUBSCRIBERS FOR THE LAST 30 DAYS…過去30日間の登録者数の増加。
- ESTIMATED MONTHLY EARNINGS …1ヶ月間での推定月収。
- ESTIMATED YEARLY EARNINGS…1ヶ月間での推定年収。
注意して頂きたいのは海外のサイトになりますので、通貨の単位が円ではなくドルです。
またドルの後にKがついているなら1000倍に、Mがついているなら100万倍に変換します。
試しに日本で№1ユーチューバーとして有名なヒカキンさんの情報を見てみると、月収は$27.1K - $433Kとなっているので日本で約270万円~4300万円、年収は$324.8K - $5.2Mとなっていますので約3240万円~5億円くらいということが分かります。
YouTubeでこんなにも稼げるのかという驚愕の額です。
ちなみに日本で一番はヒカキンさんですが、ソーシャルブレード上で確認できる世界№1ユーチューバーはT-Seriesさんで、年収は約4億円~70億円となっています。
あくまで推定収益ですので参考程度にして下さいね。
Youtubeで稼ぐなら。5,000本以上売れているこの教材
Youtubeで稼ぐための教材は、再現性が高くて誰でもできるというものが少ないのですが、その中でもこのYTMはこれからYoutubeで稼いで行きたいという方でも実践できます。
底辺ユーチューバーの実態
ここまで夢のあるユーチューバーをご紹介しましたが、ここからは底辺ユーチューバーの実情に迫っていきたいと思います。
YouTube界もピラミッド型になっているので、いわゆるこの底辺ユーチューバーの割合の方が断然多いと思います。
ではまず私のデーターで収入の実際の所をご紹介します。
今はほとんど更新していませんが、これからYouTubeを始める人には参考になるデーターだと思います。
期間は厳密には1ヶ月とはしていませんが、ある動画をアップしてから良く見られた期間まででカウントしました。
このデーターだけで見ると再生回数が8340回に対して推定収益は約565円となっています。
このことから1再生で0.07円という事になります。
これは公表されている単価より遥かに低い数字になっています。
原因としては動画の時間が短い、広告のスキップ、最後まで視聴していない等の問題が考えられます。
ユーチューバーや動画の質、時間によってもレートは変動するのであくまで参考程度に。
これからYouTubeに動画をアップしようと思っている人は最初はこの単価と思ってもらっても良いです。
他の底辺ユーチューバー達3人にも話を聞いてみました。
☆Cさん:ユーチューバー歴3年
投稿ジャンル:トーク、ハウツー、ビデオブログ







またその時の総再生数はどれくらいでしたか?

☆Nさん:ユーチューバー歴4年
投稿ジャンル:ゲーム実況







またその時の総再生数はどれくらいでしたか?

☆Fさん:ユーチューバー歴1年
投稿ジャンル:乗り物系







またその時の総再生数はどれくらいでしたか?

適正が問われる動画編集
よく大御所ユーチューバー達は編集に時間をかなり費やしていると名言しています。
10分そこらの動画に数時間費やすこともザラにあるようです。
私自身も何本か動画をアップしているのですが、それの編集にかかった時間は数分の動画で書き出しも合わせるとだいたい一つで1時間以上でしょうか…
やり始めるとこだわりが出てきてしまってなかなか終われないんですよね…
また人気ユーチューバーは動画を貯め撮りしてまとめて編集することも多いようなので、丸一日編集に費やすこともザラにあるようですね。
またパソコンのスペックが低いと動画の書き出しに数時間単位でかかってしまったりするので、環境によってはもっと時間がかかってしまう可能性もあります。
ユーチューバーを目指す人が注意べきことやリスク等
ユーチューバーを目指したり副業でやる人が注意すべき点をまとめてみました!
- よほど工夫をしないと見てもらえない…
- プライベートを晒す覚悟で。
- 炎上で必要以上に叩かれる可能性がある。
ネタが命!よほど工夫をしないと見てもらえない…
現在あらゆるジャンルのユーチューバーが出尽くしています。
商品レビューやおもしろ動画等、昔から参入している人の独壇場になっているので、今から初めてその人達とやり合おうとするのは賢明ではありません。
同じような動画を上げてもありふれた動画なら視聴者は見てもくれません。
自分ならではのオリジナリティを考えないといけないのは生粋のクリエイターでないと難しいかもしれませんね。
また最近では大御所ユーチューバーも編集をプロに任せたり、そもそもの編集技術が高くなっているので、あからさまに素人丸出しの編集や、撮影環境(機材等)が悪いと余計に見られない可能性があります。
プライベートを晒す覚悟で。
ユーチューバーはプライベートも晒すことになります。
住所が特定されて俗にいうキッズ達がいたずらしに来たり、その他迷惑行為を受ける可能性もあります。
テレビの芸能人程遠くはないけど身近なちょっと有名人ということで、一般人が干渉してきやすい危うい存在だと認識しておいた方が良いでしょう。
そういえばユーチューバーはよく引っ越ししていますけど、多分恐らくあれはこういうことかと察してしましますね。
彼らはそれも動画のネタにしてしまえる程心臓に毛が生えていますが…
ひとり暮らしであればまだいいのかもしれませんが、家族を持っている人にとっては大変なことですね。
炎上で必要以上に叩かれる可能性がある。
炎上する可能性もあります。
世の中何が原因で炎上するかわかりません。
アンチと呼ばれる反対派の人は徹底的その人に粘着して攻撃(口撃)します。
ウェブの世界は広いので誰かがその動画を保存してしまった時点でもう自分の意思で拡散を止めることはできません。
それも勲章と思えない人にとっては一生汚点を背負って生きていく事になります。
YouTubeで副業。あなたは向いている?向いていない??
ここまでユーチューバーの実態や適正などを記しましたが、本当にあなたが今からYouTubeで副業するに向いているかまとめました。
最後に自分がユーチューバーに向いているか確認してみて下さい。
向いている人
- 誰よりも目立ちたい!
- 毎日コツコツ作業できて、動画の編集等細かい調整も苦にならない。
- 売上や視聴回数が上がらなくても趣味レベルと捉えて継続できる。
- ある程度プライベートが晒されても気にしない。
- ひとり暮らしである。
向いていない
- ひっそり暮らしたい。
- たまにやるにはいいけど毎日編集するのは嫌だ。
- 売上や視聴回数が上がらないとテンションやモチベーションが保てない。
- プライベートは守りたい。
- 家族持ちである。
まとめ:YouTubeで稼ぐのは難しい。映像制作好き以外は近づくべからず
こうやって見ていくとユーチューバーとして一本で生計を立てるのはなかなか難しい所ではあります。
収入に結びつくのが遅く、高度な編集作業も必要とされ、プライベートを晒す苦痛も伴います。
これらを考えると、やはりYouTubeに動画をアップするなら趣味程度で考えた方が良さそうですね。
また副業としてやるにも初めてすぐ視聴者さんが付くわけでもないですし、再生回数もすぐに上がる訳でもないので地道な下準備が必要になります。
完全に趣味として楽しんでアップし続けていた結果、いくらか手元に入って来た!ラッキー!くらいに思える人でないと副業としてするにも大変だと思います。
ここまで労力をかけなくても簡単に副業としてできるものはたくさんあります。
YouTubeが大好きという人以外は、ユーチューバー以外の道を選ぶことも視野にいれてください。