テーマパークでのアルバイトとは、テーマパークの施設運営、飲食店やテーマパーク内の掃除に至るまで、非常に多岐にわたります。
アルバイトの求人サイトや、大型テーマパークにおいては、面接会なども開催して募集されるアルバイトです。
1日中屋外で行うアルバイトなので、夏は暑く、冬は寒いという点で大変だということはおおよそ想像が付くでしょう。
しかし、テーマパークのアルバイトの辛さはそれだけではありません。
ここではそんなテーマパークバイトについて、経験者20人にアンケート調査を実施しました。
テーマパークバイトのここがきつい、つらい、しんどいをまとめて解説していきます。
数多くの仕事がある!?テーマパークバイトにはどのような仕事があるのか?
「テーマパークのバイト」といっても、どんな業務があるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。
改めてその詳細な業務内容を確認してみたいと思います。
- 飲食店でのウェイター、ウェイトレス
- キッチン・出店の運営
- 売店の商品補充員
- 野外売店でのお土産とゲーム販売
- 園内を回っての風船売り。
- 施設内アトラクションの運営
- 清掃作業
- 園内インフォメーション
こうして見ると、テーマパークのアルバイトと言っても色んな仕事があることが分かります。
と言っても、上記のお仕事については、実際にアルバイトサイトで見たことがあると思うので、おおよそ想像通りでしょう。
では具体的に何が大変なのでしょうか。
実際のテーマパークバイトの厳しさについて以下でご紹介いたします。
夏が暑い、冬が寒いうえに不便!?テーマパークバイト。20人に聞く一番大変だったことは?
それでは、テーマパークバイトの「ここがきつい!」という点を聞いてみた結果を見ていきましょう。
実はすべてのアルバイト経験者が大変だと言っているのは大きく3点です。
- 屋外での仕事であるため、夏は暑くて冬が寒くて仕事が大変
- 朝が早いうえに、不便な場所にあるため通勤等が大変
- 羽目を外すお客さんが散見されること
それでは、以下でそれぞれ詳細に説明したいと思います。
屋外での仕事であるため、夏は暑くて冬が寒くて仕事が大変
テーマパークのアルバイトというのは誰もが想像している通り、業務を朝から晩まで屋外行うことになります。
そのため、当然ではありますが夏は暑さとの戦いとなり、冬は寒空の下仕事をしなければなりません。
また、手作業を行う場合だと冬は手がかじかんだ状況になったり、仕事によっては手にあかぎれができたりするなどすることもあります。季節の影響を大きく受けることになりますので、そういったつらさがあります。

また、夏場はクーラーがないので暑さとの闘いでした。(23歳 女性)

汗をかきすぎて、それが渇いて、腕に汗からの塩がふいていることがありました。
体中は常に汗だくでした。日差しにクラクラすることもありました。(44歳 女性)
朝が早いうえに、不便な場所にあるため通勤等が大変
テーマパークは早いところでは朝8時台から開園します。
そのため、仕事のそのものが非常に朝早くから行われます。加えて、広大な土地を必要とするテーマパークは、便利でない場所に位置するケースも少なくはありません。
そのため、起床時間が非常に早くなる、移動時間が多大にかかってしまうといった声もあります。

自宅が少し離れていたため、仕事に行くのは4:30の始発でないと電車の兼ね合いで間に合わなくて、早起きが辛かったです。
特に冬の朝は真っ暗で底冷えし、震えながら出勤していました。(44歳 女性)
羽目を外すお客さんが散見されること
テーマパークを楽しむお客さんというのは、家族サービスとしていくケースは多くありますが、同様にデートや卒業旅行など日常を忘れて開放的な状況で楽しまれている方も多くいらっしゃいます。
そのため、少し羽目を外してしまうお客さんを散見するケースもあり、その処理を行う、またその対応をしなければならないといったケースも発生します。

混雑してくるとイライラする方もいるので、周りの方が楽しめなくなるようなトラブルが発生しないように気を配るのは、精神的に疲れてしまうこともありました。
テーマパークで働くと言うことはその裏側まで知ってしまうことなので、責任が重いように感じました。(47歳 女性)
このように、テーマパークのアルバイトは季節の移り変わりの影響を直接感じながら行うお仕事です。
加えて、朝が早く、通勤にも苦労することも多い仕事です。そのため、体力的に厳しくてやめられる方もいらっしゃいます。
とはいえ、テーマパークのお仕事にやりがいを感じ、長く続けている方がいるのも事実です。
ではどんなところに魅力を感じているのでしょうか
お客さんはもちろんのこと、自分や周りのアルバイトも楽しい気持ちになれる!?テーマパークバイトの魅力的なところ
それでは逆に、「テーマパークバイトのここがいい」というところはどんなところでしょうか。
同じ20人にアンケート調査を行ってみたところ、以下の3点が挙げられました。
- お客さん、特にこどもの笑顔を見られること
- テーマパークの楽しい雰囲気で仕事ができる、ショーを見ることができる
- 臨時ボーナスがもらえるケースもある
お客さん、特にこどもの笑顔を見られること
自分の仕事がお客さんの笑顔を作れるということは非常にやりがいに感じることになります。
特に、お子さんの笑顔を作り出せたことを目の当たりにしたとき。「頑張ってよかった」と思う声が非常に多いです。

風船売りの時なんか、自分を着ぐるみと間違えたのか寄ってきて風船が次々売れました。
買って貰った時の表情は、とても嬉しそうでした。喜んでもらった自分も嬉しくなりました。(27歳男性)
テーマパークの楽しい雰囲気で仕事ができる、ショーを見ることができる
テーマパークのアルバイトは上述の通り、お客さんの笑顔を作り出せるということに喜びを感じられるお仕事でありますが、同様に、一個人としても楽しい雰囲気の中で仕事ができる、なかには園内で行われるパレードやショーを働きながら見ることができるという点で楽しい気持ちになれるという声も上がっています。
そして、そのような環境の中ではたらえるからこそアルバイト同士でもよい関係性が生まれやすいのです。

また、学生バイトが多く、同僚が同世代だったため、部活のような楽しさもありました。(24歳 女性)
臨時ボーナスがもらえるケースもある
大入り袋という言葉を知っている方も多いでしょう。演劇などでお客さんが多く入った際に配られる金一封です。
遊園地でも同じような習慣があるテーマパークもあり、春休み、夏休み、ゴールデンウィークといった長期休暇で、多くのお客さんが入ったときに臨時ボーナスとしてお金が支給されるケースもあります。

休み期間に一定以上の入場があると、大入りが出て、その回数もそれなりに多く、ちょっとしたボーナスのようになることもあり、良い仕事でした。 (36 歳 男性)
まとめ:テーマパークバイトは季節の影響を大きく受けるため体力的には大変だけどお客さんも自分も楽しい気持ちになれる場所
このようにテーマパークのアルバイトは朝から晩まで屋外で業務を行うため、季節の影響を大きく受けながら仕事を行わなければなりません。
そのため、夏は非常に暑い中で、冬は非常に寒い中仕事を行わなければなりません。
加えて、朝も早く、交通アクセスもすべての場所が良いとは言えないため、起床時間も非常に早くなることも少なくありません。
したがって、非常に体力が求められます。このような辛さがあるため実際に辞められる方も当然いらっしゃいます。
しかし、その一方で多くのお客さん、特にお子さんの笑顔を数多く作れるというお仕事というのはなかなかありません。しかも、非常に楽しい空間の中での仕事となるのでアルバイト自身も非常に楽しい気持ちで働くことができます。
また、そのような楽しい環境の中で働けるため、アルバイト同士でもよい関係性が生まれやすいという事実もあります。
そのため、体力に自信があり、楽しい気持ちの中で仕事をしたいという方には非常に向いているアルバイトです。
ぜひ、楽しい環境の中でアルバイトをしたいという方には積極的にチャレンジしてみてください。