リゾートでのアルバイトは、リゾート地で働けるため非常に開放的になれそう…。
一度やってみようかなあと思っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
実は非常に大変なアルバイトなのです。
では、リゾートのアルバイトはいったいどのような点が厳しいのでしょうか。
ここではリゾートアルバイトについて、経験者20人にアンケート調査を実施しました。
リゾートバイトのここがきつい、つらい、しんどいをまとめて解説していきます。
細かな業務が多い!?リゾートバイトにはどのような仕事があるのか?
「リゾートのバイト」といっても、いろんな仕事があります。
まだ経験されたことのない方はどんなお仕事があるのか知りたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
改めて、そのどんな仕事があるのか改めていくつか例を挙げてみたいと思います。
- スキー・スノーボードの管理・インストラクター
⇒初心者や子供のレッスン
⇒施設管理・掃除 - ホテル等宿泊施設の業務
⇒お客様の出迎えなど接客対応
⇒荷物預かり
⇒ホテル内飲食施設のキッチン・ホール業務
⇒販売業務
⇒ベッドメイキング等
⇒施設管理(草刈り、ゴミ捨てなど) - プールの監視員
⇒施設管理
⇒浮輪レンタルなどの接客対応
こうして見ると、多少イメージと違うかもしれませんがおおよそ想像の通りではないでしょうか。
ただ、リゾートバイトであるがゆえにある厳しさというものがあります。
それでは実際のリゾートバイトの厳しさについて以下で具体的にご紹介いたします。
労働時間が長いし逃げられない!?リゾートバイト。20人に聞く一番大変だったことは?
それでは、リゾートバイトの「ここがきつい!」という点を聞いてみた結果を見ていきましょう。
実はすべてのアルバイト経験者が大変だと言っているのは大きく3点です。
- とにかく労働時間が長いし、休みも削られるケースがある
- 逃げられない、息を抜ける場所がない
- 環境が厳しい
それでは、以下でそれぞれ詳細に説明したいと思います。
とにかく労働時間が長いし、休みも削られるケースがある
リゾートバイトはみんなが休んでいるときに働くお仕事です。
また、リゾート地といえば聞こえがいいですが、交通の便が良くない「僻地」といえる場所も多くあります。
そのような場所であるからこそ、働く人員を確保できるとも限りません。
また、宿泊施設でのアルバイトであるからこそ、稼働時間が長くなる、休みを返上して働かなければならないこともあります。

基本的に普段も長時間の勤務になりますので、肉体的には結構疲労します。
ですので、休みの日はしっかりと休息を取りたいのですが、どうしても人手が少ないと手伝ってほしいといわれます。
寮に住んでいるので用事もなく、断れる理由としては疲れているから、くらいしかないので、結局断る理由としては弱くなってしまう為手伝うことになります。
ですので、休みの日でも落ち着かないことは辛いところでした。(33歳男性)
逃げられない、息を抜ける場所がない
上述でも触れましたが、リゾート地というのは僻地にあるケースも少なくはありません。
アルバイトを集める際も遠隔地から集め、宿泊施設内、またその近隣にある寮で生活することになります。
しかも、たいてい2人~4人のような大部屋になるケースもあります。
そのため息が抜けないこともあります。
そして職場の環境が悪い、人間関係が悪いから早期で辞めたいと思っても、辞められないということもあるようです。実

見ず知らずの他人と一緒に生活をすることはとても気を遣い、気が休まる時がなかったと思います。
仕事で疲れて帰っても他の方に迷惑をかけないことに気を使っていました。(34歳 女性)

リゾート地は交通の便が悪いところが多いので、逃げようにも逃げられないことがあります。
スタッフ寮も決して恵まれた環境とは言えないので、相部屋で険悪な雰囲気だと気が休まらないと思います。
幸い女子スタッフ同士は仲が良かったのですが、セクハラおじさんスタッフがフラフラしていたのがとても嫌でした。(27歳 女性)
環境が厳しい
リゾートのアルバイトというのは、屋外でずっと働くアルバイトもあります。
特に雪山のリゾート地の場合だと、ずっと氷点下の世界の中で働かなければならないことだって当然あり得ます。
また、冬山でなくても夏のリゾート地であれば灼熱の太陽の下で働くことも当然あり得ます。
そのため、ずっと寒さの中で体を震えさせなければならない、意識が飛ぶくらい暑い中で働かなければならないといったような状況もあり得ます。
そのため、非常に忍耐強さが求められるアルバイトであるといえます。

ほぼ一日中外で仕事をしておりました。
いくら温かい格好をしても長時間外にいると仕事が終わってもなかなか体温が温まらず、寝るときもいつも厚着をして耐えしのいでました。(31歳 女性)
このように、リゾートのアルバイトは開放感のある環境の中で仕事をするため、中にはスノボやスキー等の自身の趣味を楽しみながらできると考え非常にあこがれる方も多いかもしれません。
しかし、長時間労働である上にプライベートが制限されます。
しかも気候的面や交通面から、体力的にも精神的にも厳しい仕事であることも事実です。
とはいえ、リゾートのお仕事にやりがいを感じ、継続して勤務されている方が多くいらっしゃるのも事実です。
リゾート地を楽しみながら良い出会いもある!?リゾートバイトの魅力的なところ
それでは逆に、「リゾートバイトのここがいい」というところはどんなところでしょうか。
同じ20人にアンケート調査を行ってみたところ、以下の3点が挙げられました。
- 出会いが多い
- 制限はあるもののリゾート地を楽しむことができる
- お客さんから感謝の言葉をもらえることにやりがいを感じる
出会いが多い
リゾートアルバイトの良さはとにかく出会いが多いことです。
仕事は大変ですが、協力して仕事をすることも多く、かつ苦労を共にしているのでバイト同士が仲良くなれる機会が非常に多いです。
また、同じ寮で生活することが多いため、アルバイト同士で絆が生まれるというケースも非常に多いです。

消灯後、ひそひそと噂話をしたり、お菓子を食べたり、まるで修学旅行のようでした。
汗だくで仲間と一緒に協力して1日乗り切れると、とても達成感がありました。(27歳女性)
制限はあるもののリゾート地を楽しむことができる
リゾートのアルバイトを始めたきっかけとして、休みを利用してスキーを楽しみたい、海の近くで働きたいといったリゾート地を楽しみたいという声はやはり多いです。
そのため、仕事は大変でクタクタなり、休みの日はリゾート地をお客さんと同じくらいとは言えないものの、リゾート地を満喫できるので非常に良かったという声も数多くあります。
実際、昼はスノボを楽しみ、夜は温泉やおいしいご飯を楽しんだという方も数多くいらっしゃいます。

ホテル内は自由に利用をしていいので、お金を貰いながらも休日は起きればリゾートに遊びに来ている雰囲気を味わうことが出来ました。
あまり長くいると気持ちが薄れてしまうと思いますが、数ヶ月間の間ですので十分楽しませてもらいました。(32歳 男性)
お客さんから感謝の言葉をもらえることにやりがいを感じる
リゾート地にこられお客さんは、お休みを利用し、英気を養いにこられます。
そのようなお客さんが満足し、「ありがとう」と言ってくれることは、「頑張った甲斐があった!」という気持ち、またやりがいを感じるという声が非常に多いです。

こちらが良かれと思って業務以外のおもてなしをお客様にした時があったのですが、そこまでしてくれるスタッフさんはなかなかいないと感謝の言葉を頂けました。(32歳男性)
まとめ:リゾートバイトは大変だけど新しい環境で新しい出会いが生まれる!
このようにリゾートのアルバイトは長時間労働もあります。
また、夏の暑さ、もしくは冬の寒さといった気候の影響を多大に受けるという点で、非常に大変なお仕事です。
しかも、遠隔地となるため逃げ場がないというのも厳しい点でしょう。
しかしそのような環境だからこそ、仲間との絆も生まれやすく、新たな出会い人間関係ができやすいアルバイトです。
また休みの日には観光地を楽しめるという点も非常に大きなメリットです。
リゾート地といういつもと違う世界の中で、新しい出会いを探しているという方に適したアルバイトだといえます。