世の中には自分で物語を書くことができる人がいます。
本を読むことが好きで、小説を書くことも好きなら、自分が書いた小説でお金を稼げるなんて憧れますよね。
でも小説家を本業にするには、自分で出版社に行って売り込みをかけたり、小説の賞に応募して入選したりするなどの努力が必要です。
芥川賞などを受賞するような小説家は別ですが、まったくの無名作家であれば小説を書いて稼ぐことは収入がないに等しいです。
ただ、副業という形で小説を書いて稼いでいる人はいます。
今回は、小説を書いて稼ぐ方法や月単位でいくら稼ぐことができるのかなどについて少し解説していきます。
小説を書いて稼ぐための方法をいくつか紹介
小説を書くことが好きで、本業以外にも副業がしたいという方のために、「小説」で稼ぐための方法を紹介していきます。
副業が上手くいき、作品が爆発的に売れるようなことがあれば、小説の仕事を本業にしようと考えている方にも参考になりますよ。
- 『アルファポリス』に小説を投稿
- 個人ブログを立ち上げ小説を公開し広告収入を得る
- 小説を投稿して「賞」を取る
- クラウドソーシングにて小説作成の依頼を受ける
では一つひとつみていきましょう!
『アルファポリス』に小説を投稿
小説投稿サイト『アルファポリス』にオリジナル小説を投稿してお金を稼ぐ方法があります。
このサイトには【24h.ポイント】というシステムがあり、そのポイントを一定数以上集めればお金に換えることができます。
他のユーザーからの評価やプレビュー数などが考慮されて与えられるポイントとなっているので少し複雑です。
詳しいシステム等が知りたい方は下記URLよりご覧ください。
1,500ポイント集めると「出版申請」を行うことができます。
必ずしも書籍化されるわけではありませんが、書籍化されて実際に本屋に並んで本が売れた場合、売れた分の印税が入ります。
サイトに小説を投稿し、上手く行けば書店に自分の本が並ぶなんて、夢がありますよね。
参考:アルファポリス https://www.alphapolis.co.jp/novel
個人ブログを立ち上げ小説を公開し広告収入を得る
ブログの立ち上げは、htmlなどの知識があって自分でホームページを立ち上げるか、アメーバブログを利用しての個人ブログの立ち上げることから始まります。
自分で書いた小説を載せるまえに広告を載せてくれる契約をするか、小説を載せたら自動的に広告が載るブログであることを確認しましょう。
広告を載せる契約をした場合、一定期間のプレビュー数と更新数がなければ利用規約上契約を解除される場合があります。
運用するうえで重要なのが「飽きずにコツコツ更新すること」です。
ネタに詰まって更新できなくなる可能性があるので、常にアイディアを出せる人であればこのやり方が一番向くかもしれません。
収入的にはプレビュー数やワンクリックで算定している場合が多いです。
例えば、1プレビュー=0,1円なら1,000プレビューで100円といったイメージです。
小説を出版社に投稿して「賞」を取る
有名な集英社や角川書店などが、一般の小説やライトノベルの応募を受け付けて何らかの賞を与える大会を開いていることがあります。
これらのイベントでもし最優秀賞を獲得すればその出版社から小説を出すことが可能です。
副業の一環で応募してたまたま最優秀賞をとってしまったら小説家の夢も現実になります。
例えば新潮新人賞の場合、新人賞を取れば賞金50万円を手にします。
この賞を受賞すれば、賞金だけでなく、場合によっては新潮社から小説家デビューすることができます。
その他出版社によっては入選で賞金5万円、佳作で1万円などを支給するところもあります。
文字数は短編や長編モノによって大きく変わりますので、短編モノが副業に適しているかもしれません。
長編モノは文字通り長文を書かないといけないので作業時間もかかってしまいます。
クラウドソーシングにて小説作成の依頼を受ける
クラウドソーシングで小説の依頼を勝ち取り、収入につなげることができます。
有名なクラウドソーシングサイト『ランサーズ』の場合だと、クライアントが「小説執筆依頼」といった名目で書いてくれる人を募集しています。
ただし、その依頼を勝ち取るには『提案』しなければなりません。
ランサーズだとプロジェクト方式で募集されていますが、意外と競争相手が少ない場合が多く、きちんとした提案をすればクライアントから仕事が依頼される確率が高まります。
ただ、仕事の内容と報酬の単価次第では競争相手が増えることもあるので、そうなるとその人の「センス」次第で仕事を勝ち取れるかどうかが決まります。
またクライアントが多少むちゃぶりの指示を出すことがありますが、単価が高い依頼においてその傾向が強いようです。
いかにクライアントの要望に応えつつ、小説を自分が思い描く形で書くことができるのかにつきます。
例えば、過去には、「長編小説50,000字程度を書く小説ライター募集」という案件がありました。
クライアントがファンタジー系の小説を求めていて、主人公とヒロインはすでに決めてあり、物語の中で喜怒哀楽を出してほしいというモノです。
50,000字なので納品期間は1か月程度、相談によっては2か月まで伸ばすことができた案件でした。
報酬は1文字1円で50,000円だったそうです。
時間はかかっても仕事の依頼が自分の下に来た時点でよほどクライアント側と執筆条件などでもめない限り、仕事の分の報酬は約束されたと考えて差し支えありません。
参考:ランサーズ https://www.lancers.jp/
まとめ|小説をネットに投稿すれば立派な副業になる
上記で取り上げた中で無難に稼げる方法は、アルファポリスに登録して自分が書いた小説を投稿して読んでもらうことです。
その過程でよい評価をもらいつつ、プレビュー数が多くなれば【24h.ポイント】が増えてお金につながります。
最初こそ副業として稼ぐのに苦労しますが、ある程度の小説を数多く投稿すれば、運と実力がある人はすぐに軌道に乗ることが可能です。
イメージとして最初は月に2,000円を稼ぎ、そこから10,000円、そして1,500ポイント貯めればその小説の書籍化の権利を得ます。
書籍化された本が実際に書店に並び売れると、売れた数だけ自分の利益になるので場合によっては本業より儲けることができます。
個人ブログの場合は、小説のストック(ネタ)がたくさんあればクリック数やプレビュー数に応じて広告収入として自分の手元に入ってきます。
成功すれば1万円以上、多い人でそれ以上稼ぐことも可能です。
小説の投稿やランサーズでの依頼は賞をいただいた場合や依頼を勝ち取って小説を納品した場合に利益がでますので、確実性はありませんが、当たれば大きいです。
小説で稼ぐ場合は、コツコツと行う作業が好きな方であれば副業としても向いていますし、本が好きで執筆活動に興味がある方であればなおさらです。