やりがい、目標、高い時給…。
バイトを長続きさせるための「いろは」は、探せばいくらでも出てきます。
でも、どんな人でも常に高いモチベーションを維持し続けられるわけではありませんよね。
「長く続けるとたくさんのメリットがある!」
これは働いていればよくわかることです。
それでも長続きせず、明確な答えがハッキリしないから悩んでいるのです。
なかには、「バイトが続かないのは甘えだ!」と思考停止して断ずる人もいます。
そもそも「なぜ?」にフォーカスしていないので、具体性も何もありませんよね。
1つのバイトが長く続かないのはどうしてなのでしょうか。
ここでは、バイトを長続きさせるためのポイントや、長続きしない人の特徴を解説します。
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長く働くためのたったひとつのポイントは「がんばらない」こと
同じバイト先で長く働くためのたった一つのポイントは、「頑張らない」ことです。
仕事だから頑張るのは当然だ、という人もいるかもしれませんね。
けれど、人にとって「頑張る」のラインは大きく異なります。
- 今日はちゃんと接客できた
- いつもより沢山の人に声をかけられた
- 料理をこぼしたり、失敗しなかった
- 時間に間に合った
どんな些細なことでも、その人にとっては「頑張ったこと」になり得ることです。
それを他人が、「こんなのは当たり前だ」と断じてしまったとしましょう。
ここで「頑張りすぎてしまう」人は、その人の期待に応えようと必要以上に奮起します。
必要以上のがんばりは、ただ自分を追い込んでしまうだけになる
頑張ってしまう人は、もっとたくさんのことをできるようになろう、と頑張ります。
それに少しずつ順応できれば、その人はその仕事にとても適した人と言えるでしょう。
けれど思うようにできなかったり、叱責を受けると、その頑張りは呆気なく崩れてしまいます。
- 「こんなこともできないのか…」
- 「できて当然のことなのに…」
- 「自分はなんでダメなんだろう…」
まず大前提として、最初から物事をうまくできる人などいません。
「できて当たり前」は、その職場にいる人が作っただけの曖昧なルールでしかないのです。
ですが頑張りは時として、大きな自信だけでなく、大きな自己嫌悪にも繋がります。
そこに他人からの追い打ちがかかって、「頑張り」は「辛い」に姿を変えてしまうのです。
最初のうちは、当たり前のことをこなすだけでいい
バイトをしっかり頑張りたい、期待に応えたい、という気持ちはとても大切です。
ですが、その頑張りが必ず認められるわけではありません。
努力は実を結ぶと言いますが、結果にならなければ水の泡になって消えてしまいます。
バイトをはじめて最初の3ヶ月くらいは、覚えたことに慣れるだけにとどめておきましょう。
失敗もすれば、うまくいって褒められることもあるでしょう。
自分をより優秀に見せたい、という気持ちもあるかもしれません。
でも、それはそれ、これはこれです。
最初は同じことを何度も何度も繰り返して、「できて当たり前」を頑張るだけでいいのです。
欲張って大きな仕事をしたり、挑戦したりする必要はありません。
逆に自分を優秀に見せてしまうことで、未熟なうちに大きな仕事を振られてしまうこともあります。
「自分の限界はここまで」という線引きと自覚をしっかりと持っておきましょう。
その上で慣れてきたら、頑張れることを少しずつ増やしていけば良いのです。
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バイトが長続きしない人の特徴4つ。そのバイトは経験値になりますか?
前項ではバイトが長続きしない理由として、「頑張りすぎてしまう」ことにフォーカスしました。
では、それ以外の理由としてどんなものがあるのか、具体的な例をあげてみましょう。
- 業務内容が自分に合わないと気がついた
- 人間関係が辛い
- 上司とそりが合わない・怒られることが多い
- 家から1時間以上かかる
バイトをしてはじめて、業務内容が自分に合わないと気がついた
実際にバイトをはじめてみないと気が付けないことはたくさんあります。
- 自分は接客業ができると思っていたのに、うまくできなかった
- レジ打ちがどうしてもうまくいかず、お金が合わない
- タイピングには自信があったけど、他の人より遅かった
- 単調作業を繰り返しているとくらくらしてしまう
その業務内容が、確実にその人の性格に合っているケースはとても少ないものです。
筆者も「自分は接客が苦手なんだ」と気がつくまで、4つほどのバイト経験を費やしました。
それくらい、自分に合った仕事やバイトを見つける、というのは難しいものなんです。
どんなバイトや仕事も経験値、と思えれば一番ですが、実際はそううまくはいきません。
ただただ単純に、人間関係が辛い
バイトや仕事を辞める大きな原因として、「職場の人間関係」が挙げられます。
業務内容以上に、人間関係はその職場に入ってみないとわかりません。
飲食や工場バイトなど、人の多い職場ではグループや派閥ができあがっていることが多いです。
そこに新しく入っていくわけですから、当然ある程度のエネルギーが必要になります。
うまく馴染めなければ排斥される対象になってしまい、辞めざるを得ない状況に追い込まれることもあるでしょう。
上司とそりが合わず、ちょっとしたミスで怒られることが多い
「俺の仕事を増やすな!」
これは、アルバイトをはじめて3日後の筆者が、実際に上司に言われた文句です。
(正直まだ右も左も分からなかったのですが、今でもどんな仕事が増えたのかは謎です)
とことん上司と反りが合わないと、どんな些細なミスでも目敏く怒られてしまいます。
すると仕事ができるようになる前に「自分はダメなんだ」と思い込んでしまい、泥沼化。
ミスをするのが怖くなり、バイトの時間そのものが大きなストレスになってしまいます。
このように上司や社員との関係性もまた、バイトが続くかどうかに大きく関わっています。
単純にバイト先が遠く、家から1時間以上かかる
バイト先までの通勤時間は、長すぎず短すぎずないのがベストです。
近すぎても遠すぎてもデメリットがあり、どちらを選ぶかは職種や業務内容で決めると良いでしょう。
ただし通勤時間が1時間以上にもなると、それだけ自分の時間が減ることになります。
学生の方は帰宅時間が遅くなり、授業や勉強に影響が出る可能性もあります。
結果として勤続意欲が落ち、休みがちになってしまう人が多いようです。
→バイトの通勤時間はどのくらいがいい?通いやすく疲れないベストタイム
まとめ:バイトしなくても生きていける?長続きさせるための最終手段は一人暮らし
それでもどうしてもバイトが続かない人は、思い切って一人暮らしをしてみることをオススメします。
アルバイトも立派な労働のひとつですから、「お小遣い稼ぎ」では済まされないこともあります。
「お小遣い稼ぎ」ではなく「自分の生活費を稼ぐ」ことにシフトすれば、働き方が俄然変わるでしょう。
ですがこの最終手段は、「頑張りすぎてしまう」方にはオススメすることができません。
まずはそのバイト先の「できて当たり前」に、少しずつ慣れていってください。
その上で頑張りすぎないよう、適度に自分をコントロールすることを覚えていきましょう。
一気に何もかも頑張りすぎないようにすれば、自然とバイトも長続きするはずです。