誰でもつらいことがあれば「愚痴」をこぼしたいですよね。
友達や会社の同僚から愚痴を聞くこともあると思います。
なんと!誰もがこぼす愚痴を聞くだけでお金をもらっている人がいるんです。
相手の愚痴を聞くことを仕事にしている、「愚痴聞き屋」と呼ばれるアルバイトのメリットやデメリットなどについて紹介していきます。
一見して誰でもできて簡単そうですが、その実態はどうなのでしょうか?
最後まで読むと「愚痴聞き屋」のアルバイトの秘密がわかりますよ。
愚痴聞き屋のアルバイトとはどんなもの?収入が上がる資格は?
「愚痴聞き屋」のバイトは、「愚痴聞きサービス」または「話し相手サービス」とも言われています。
電話やスカイプなどを使い、利用者の話を聞きます。
話す内容は悩みや愚痴だけではありません。
他にも、異性と話すための練習や世間話、自分の夢など幅広い内容の話があります。
どのくらいの時間、話し相手になっていればいいのかというと、話し相手が満足して電話を切るまでです。
中には、3時間以上電話応対する場合もあります。
運営側によっては長くなっても続行する場合もあれば、半強制的に電話を切る場合もあり、対応に違いが生じます。
愚痴なんて友達に話せばよいのでは、と考える人もいるかもしれません。
ですが、このサービスを利用している人にとっては、とても友達には話せないような内容を話すこともあるのです。
もし友達に話したら、嫌われてしまったり、その話を第三者に漏らされたりするなどの不安があるのです。
また、単純に身寄りがない人が利用しているケースもあります。
愚痴聞き屋には、もちろん必要な資格は特にないです。
ただ、心理カウンセラーの資格を持っていると、通常より好待遇で採用される可能性があります。
資格を提示すれば、優先的な採用や賃金が高い状態からスタートできるといった優遇が期待できるでしょう。
愚痴聞き屋のアルバイトのメリットは?
愚痴聞き屋のバイトをすればどのようなメリットがあるのでしょうか?
気になる利点を紹介していきます。
メリットが自分の希望と合っていたら応募してみてください。
- 在宅でかつ自分のペースで仕事可能
- 他人の貴重な体験が聞け人生経験になる
- 最低でもスマホさえあれば仕事ができる
【愚痴聞き屋のアルバイトのメリット】1.在宅でかつ自分のペースで仕事可能
愚痴聞き屋のアルバイトは、自宅にいながら仕事ができることが可能です。
自宅にいるので、電話の相手以外から干渉されることはありません。
完全に自分のペースで仕事をすることができます。
また在宅であれば服装を気にする必要性がありません。
パジャマ姿で愚痴聞きの応対をしても、仕事さえ真面目にしていれば問題ないのです。
【愚痴聞き屋のアルバイトのメリット】2.他人の貴重な体験が聞け人生経験になる
愚痴聞き屋のアルバイトは、普段出会うことのない人の話をたくさん聞くことができます。
他人の失敗談を愚痴として聞くことで、今後の自分の人生に生かせる可能性もあります。
例えば、「私は息子を名乗る男に100万円振り込んでしまった。」とオレオレ詐欺被害に合った人の話を聞くことがあるかもしれません。
リアルな体験談を聞くことができるので、自分の親に伝えて、気をつけるようにアドバイスすることができます。
失敗談を聞けば、自分は気をつけようという意識が芽生え、今後の人生で役立つこともあります。
すべての利用者がネガティブな愚痴をこぼすわけではありません。
中には成功した自慢話を語ってくる人もいます。
そういった相手からは成功の秘訣を聞くこともできるので、自分の人生経験に活かすこともできるでしょう。
【愚痴聞き屋のアルバイトのメリット】3.最低でもスマホさえあれば仕事ができる
愚痴聞き屋のアルバイトは、スマホ(携帯電話)があれば、仕事できるのが特徴です。
現代社会では、中学生以上の若者の9割が携帯電話を持っているため、若い人もはじめやすいでしょう。
自宅に固定電話があれば、それでももちろん構いません。
愚痴聞き屋のデメリットは?話す方が好きな人には不向き
愚痴聞き屋のアルバイトをする上でのデメリットを紹介します。
どんな仕事にも必ずデメリットは存在しますが、自分がデメリットに感じなければ問題ありません。
- 人の話が聞けない人には向かない
- 悩みに対して利用者に提案した時に怒られることがある
- 愚痴を聞きすぎて考え方がネガティブになることも
【愚痴聞き屋のアルバイトのデメリット】1.人の話が聞けない人には向かない
愚痴聞き屋なのに、人の話が聞けないのは致命的ですね。
利用者から電話があった場合、利用者の話をある程度聞いて、会話をしないといけません。
話の内容の是非を、話しているあなたに聞いているので、話の内容を把握していないと務まりません。
人の話を聞いていないと会話の内容がわからず、利用者がさらに不満に感じます。
利用者が苛立って電話を切ってしまうこともあるでしょう。
利用者の話を聞いている時間にしか時給は発生しない会社もあります。
そのような場合は、全く稼げませんので、話が聞けない人は残念ながら向いていません。
また、自分が話すことが好きで、相談相手を差し置いて話してしまう人もNGです。
【愚痴聞き屋のアルバイトのデメリット】2.悩みに対して利用者に提案した時に怒られることがある
愚痴聞き屋のバイトでは、利用者の話を聞いてアドバイスを求められることがあります。
あなたのアドバイスが、利用者に受け入れられる内容ではない場合、利用者が不満に思ったり、怒りをぶつけたりすることも…。
理不尽と思うかもしれませんが、利用者はお金を払っています。
上から目線のアドバイスや、適当なアドバイスなどは、腹が立つのでしょう。
利用者が不満に感じないよう、低姿勢で対応することが望まれます。
相手を立てつつ、「〇〇したらいかがでしょうか?」とアドバイスをすれば怒られることも減るでしょう。
【愚痴聞き屋のアルバイトのデメリット】3.愚痴を聞きすぎて考え方がネガティブになることも
働いていて考え方がネガティブになることは、愚痴聞き屋のアルバイトの職業病かもしれません。
たくさん愚痴を聞きすぎて徐々に思考がネガティブな方向に向かってしまうのです。
愚痴聞き屋のバイトをする前は、明るく前向きに生きてきた人が、このバイトを初めたことがきかけで、真逆の考え方になってしまうことも起こりかねません。
他人の考え方に、影響を受けやすいタイプの人には向かないですね。
そうならないためには、自分は自分、他人は他人と割り切り、自分自身の考え方をしっかり持って対応しなければなりません。
愚痴聞き屋のアルバイトの収入相場は?稼げる?時給はいくら?
愚痴聞き屋のバイトは採用される地域や会社などによって変動しますが、相場は時給900~1,200円が多いです。
会社によっては別途手当をつける場合もあります。
例えば「指名制」を採用している会社では、1指名につき500円アップといった感じです。
勤務時間は会社によって違い、1日5時間程度というところや、1日8時間~10時間(休憩あり)というところもあります。
もっと融通の利く会社では、土日のみOKというシフトも可能です。
愚痴聞き屋のアルバイトをするには?応募方法や応募サイトは?
愚痴聞き屋のバイトを応募するには、インターネットから探すのが主流です。
「ジモティー」ようなサイトに求人があれば、メールフォームなどに必要条項を記入して応募することができます。
参考:ジモティー https://jmty.jp/tokyo/rec-oth/article-xbn2
ジモティー以外のサイトでも、愚痴聞き屋のバイトを募集しています。
中には「愚痴聞き屋」という名称がネガティブに思われるので、「リスニングスタッフ」といった名称だけをよく見せて応募を募るところもあります。
名前が違うだけで、仕事内容はもちろん変わりません。
愚痴聞き屋は、ミヤネ屋で紹介されたことがあり、知名度が上がっています。
それでも愚痴聞き屋の仕事は、ハローワークのような場所では紹介していない可能性がありますので、インターネットからの応募方法以外ないと言えます。
また、応募する場合はメールフォームで登録したもの以外に、別途履歴書が必要になることもあります。
念のため、履歴書を用意しておきましょう。
携帯電話や固定電話以外では、会社によってはkypeが必要になることもあります。
まとめ:愚痴聞き屋のアルバイトは自分のペースでできる!
愚痴聞き屋のバイトは会社が用意した事務所で行うところもありますが、自分の自宅でもできる場合が多いです。
スマホや固定電話が1台あれば仕事ができます。
副業として行うなら、テレアポに勤務している人に向いているでしょう。
テレアポの経験者なら、利用者の不安などを一番聞いているので、見知らぬ相手の応対に慣れていると思います。
それ以外の方でも、慣れてくれば在宅勤務なら自分なりのペースで仕事ができますので、副業にお勧めできる仕事と言えます。