突然ですが、あなたは「バカ」と言われたことはありますか?
言われたことがある方は、それはどんな時、どんなタイミングだったでしょうか。
すっごく腹立たしく感じたか、もしくはすごく悲しく感じたでしょうか、笑い話になったでしょうか。
このように一概に「バカ」と言っても、その種類や受け取り方は様々です。
- 要領が悪い人
- 空気が読めない人
- 人見知りな人
- 仕事のペースが遅い人
他にも、この二文字の単語に含まれている意味はたくさんあるかもしれません。
しかしいずれもネガティブな意味で、だからこそ思い悩んでいる方も多いです。
ここでは少し極端に、「バカでもできる仕事」として、できるだけ頭を使わない職種をいくつか紹介します。
資格がなくても、学歴がなくてもできる仕事はどれくらいあるのでしょうか?
バカでもできる仕事4選。本気でやり込めるバイトは少ない!?
それでは早速、できるだけ頭を使わなくてもいい仕事を紹介していきましょう。
それぞれの業種について、「ここはちょっと大変だな…」と感じる点も一緒に見ていきます。
- 新聞配達・ポスティング
- 交通量調査・看板持ち
- 深夜のセルフスタンドの監視
- 治験モニター(ボランティア)
新聞配達・ポスティング
- 効率的に仕事をこなす必要あり
- 雨天時は大変
- 自己管理が必要
- 運転免許が必要
まずは肉体労働の代表格、新聞配達やポスティングです。
新聞配達はルート取りと早起きさえできれば、どんな人でもできる定番の配達業ですね。
ポスティングも同じく、自分のペースでチラシを入れていくだけ。簡単な作業です。
ただし時間内に決められた部数を配りきらなければならず、より良い効率が求められます。
また意外と体力勝負の面が強く、雨天時にはそのデメリットが顕著に現れます。
交通量調査・看板持ち
- とにかく暇
- その場を離れられない
- 寒暖が辛い
- そんなに募集が多くない
続いては交通量調査や看板持ち。屋外で行う座ったままできる簡単な仕事です。
これに関しては当日集合、現地解散で誰でもできるため、本当に頭を使わなくても大丈夫。
かなり競争率が高く、また募集もそれほど多くないので、連続して稼ぐことはできません。
また屋外かつ動けない作業のため、暑さ・寒さがダイレクトに降りかかります。
深夜のセルフスタンドの監視
- 「乙種第4類危険物取扱者」という資格が必要
- とにかく退屈な時間が長い
- いざという時には対応が必要
- その他雑務をすることもある
何も考えずにできる仕事には、事前の勉強が必要なこともあります。
深夜のセルフスタンドでの監視業務には、通称「乙4」と呼ばれる資格が必要になります。
乙4の資格取得そのものは然程難しくなく、参考書をきちんとやり込めば誰でも取得できる難易度です。
しかし深夜のセルフスタンドには来客がなく、長い就業時間をいかにやり過ごすか、退屈すぎてたまらないという声もあります。
資格を取ってしまえば、あとは頭を働かせなくてもできる仕事のようですね。
治験モニター(ボランティア)
- 必ず治験が受けられるわけではない
- 案件によっては何度か通院が必要
- 入院中はお菓子・ジュースが食べられないなど制限がある
頭を使わないバイトとして、最も魅力的なのは「治験モニター」です。
治験モニターサイトに登録し、自分の気になる案件のアンケートに答えることで応募できます。
その人の体質や状態によって必ず治験が受けられるわけではありません。
しかし、通院・入院で新薬の投与・検査を受けるだけで、割高の報酬が受け取れます。
多少の制限さえあるものの、他の仕事のように頭を働かせたり、効率を考えなくてもいいのが大きなメリットと言えます。
ちょっとでも辛い…慣れるまで不安が拭いきれない仕事たち
ここまで、「誰でもすぐに取り掛かれそうな、できるだけ頭を使わない仕事」を紹介しました。
しかし「バカでもできる!」と書かれている仕事でも、心配や不安が拭いきれない職種がいくつか存在します。
業務に慣れるまで少し時間がかかる、ここからはそんな仕事を紹介していきましょう。
- 清掃員
- 工場系軽作業
- コンビニ
- クラウドソーシング・在宅ワーク・内職
清掃員
- グループでの効率的な作業を求められる
- 先輩に仕事を押し付けられることがある
- 掃除が苦手な人には向かない
- 少しでも遅れると全員に迷惑をかけてしまう…
頭を使わない肉体労働系の仕事として「清掃員」が挙げられます。
確かに決められたエリアを掃除するだけですが、基本的にはグループでの作業になります。
少しでも手順が遅れてしまうと全体のスケジュールが遅れ、結果として先輩に睨まれてしまうことも…。
元々掃除があまり得意じゃない、という方はもちろん、手元が不器用な方にも向かない職種です。
工場系軽作業
- 単純作業なだけに仕事が雑になりがち
- 作業ひとつひとつの丁寧さが求められる
- それでもスピーディーに作業を進めていく必要がある
- 人間関係が陰湿な職場が少なくない
- 立ちっぱなしで行うことが多い
品出しやピッキング作業など、工場内での軽作業の募集はよく見かけますよね。
多くのサイトでは「誰でもできる」と紹介していますが、実際はそうではありません。
何より工場の軽作業では、「丁寧さ」と「スピード」が求められます。
しかし単純な作業が連続するため、ひとつひとつの仕事が雑になってしまいがちなのです。
また人間関係がこじれていることも多く、陰湿ないじめが根強く残る職場も少なくありません。
体力に自信がなく、また単調作業が耐えられない方は避けたほうが良いでしょう。
コンビニ
- とにかくやることが多い
- 手際が悪いところを客に見られる
- 客層によってストレス度が高い
おじいちゃんでも働けるコンビニですが、実は業務量は他の仕事の比ではありません。
接客から品出し、公共料金の支払い受付、タバコ、掃除、クレーム対応…。
上記以外の業務を、時間帯によっては一人か二人でやりきらなければいけません。
手際が悪いとすぐに見つかってしまいますし、人によっては怒り出す人も多いでしょう。
コンビニバイトはどんなに頭の回る人でも「辛い」という仕事のひとつです。
クラウドソーシング・在宅ワーク・内職
- ネットを介していても企業が相手
- 常にクオリティの高いものを求められる
- 締め切りを厳守しなければならない
- セルフマネジメントが必要
すぐに手をつけられて、かつ自宅でもできる仕事として注目されているクラウドソーシング。
クラウドワークスやランサーズなどの媒体を通して業務を受けますが、「フリーランス」としての意識がポイントとなります。
もちろん企業を相手にするため締め切りは厳守、かつクオリティの高さにこだわり続けなければいけません。
自宅でできるからといって放置すると信用を失い、たちまち仕事はなくなってしまうでしょう。
まとめ:バカでもできる仕事はあるけれど、長く続けるなら得意を伸ばすしかない
冒頭でも上げたように、「バカ」という言葉には様々な意味が込められています。
人によっては腹立たしく感じたり、悲しくなったり、自らを追い詰めてしまうきっかけにもなる言葉です。
誰でもできる仕事は短期集中型のものが多く、長く続けるには向かない職種ばかりです。
手に職をつけ、安定した収入を得たいのであれば、自分の得意な面を少しずつ伸ばしていく以外にありません。
このページに記載されているバイトだけでなく、様々な事柄や職業、趣味に目を向けてみてください。
好きなことと得意なことは少し違うかもしれませんが、「やりたい!」と思ったことに、素直に向き合うところからはじめてみましょう。