世の中には普通に働いていても収入が足りず、副業をしながら稼いでいる人がいます。
副業には様々な種類がありますが、デッサンモデルのアルバイトも実は副業でできます。
意外と知らない人が多いかもしれませんね。
そこで今回はデッサンモデルのアルバイトという副業のメリットやデメリットなどについて紹介していきます。
デッサンモデルのアルバイトってどんな仕事?
デッサンモデルとはざっくりと言えば、プロの美術家を目指す学生や芸術家などの美術作品のモデルになるお仕事です。
仕事内容によって若干違いが生じますが、拘束時間は2時間や3時間が主流でその間に休憩をはさみながら行います。
ミロのヴィーナスのような女性をモデルにした絵を描くために、実際に女性が全裸になって10分もしくは20分間ほぼ同じ姿勢・ポーズを取り続けることもあります。
そのため誰でもできる仕事ではなく、ある程度忍耐力が伴わないと難しいです。
また依頼主の要望に応えなければならないのでサービス精神も必要になります。
デッサンモデル≒ヌードモデル!?
ヌードモデルの場合、裸になるわけですから、男性よりも女性の方が抵抗を感じます。
ですが、デッサンモデルは必ずしもヌードモデルとは限りません。
服を着用してモデルになることも多いので、安心してくださいね。
ヌードモデルの場合でも、法的な問題にならないように対処しているはずです。
自身がヌードモデルをしてもいいか、したくないか、しっかり線引しておきましょう。
デッサンモデルのメリットについて
デッサンモデルのメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
以下を順序立てて説明することにします。
- 短時間で高額な報酬がもらえる
- 女性の募集依頼が多い
- 本名を出さずにペンネームで呼び合うことができる
- 人見知りをせず『自分』を出せる人に向いている
では一つひとつみていきましょう!
短時間で高額な報酬がもらえる
デッサンモデルでアルバイトをすると短時間で大きな収入源となります。
募集依頼によって違いますが、2時間で2万円~、3時間で3万円~、といったモノが多いです。
これは普通にスーパーマーケットのレジ打ちを時給900円で4時間(休憩なし)行って3,600円手に入れるよりもずっと高いわけです。
レジ打ちは立ちっぱなしですよね。
それに対して、デッサンモデルのアルバイトは必ずしも立ちっぱなしというわけではなく、同じ姿勢を保つこと以外は座って行うこともあります。
休憩も頻繁に挟みますので、立ち仕事が苦手な人にとっては副業としても狙い目かもしれません。
女性の募集依頼が多い
デッサンモデルをしたい男性には残念ですが、デッサンモデルは女性が活躍できる機会が多いです。
本業以外でお金を稼ぎたい方にとっては、男性という大きなライバルがいないことと同義なので女性の方にとっては稼ぐチャンスともいえます。
他の副業が長続きしない方でも、この仕事であればやっていけると思う人もいます。
もちろん、男性の応募を受け付けている場合もありますが、それでも女性を求める割合が多いのです。
本名を出さずに仮の名前で呼び合うことができる
応募サイト等は下記にて記しますが、普通のアルバイトと違って仮の名前で呼び合うことが可能です。
先ほどのスーパーマーケットのレジ打ちであれば、「佐藤さん、交代の時間ですよ」と実名が当たり前です。
ですが、デッサンモデルはあらかじめ応募の段階においてペンネームで呼ぶようにしておくことができます。
この仕事をしていて実生活で名前を知られたくない人にとってはとても都合がよいでしょう。
人見知りをせず『自分』を出せる人に向いている
この仕事は裸体になることもあるので、裸を人前にさらけ出すことに抵抗がある人は無理です。
ですが、人見知りをせず特に裸になっても問題ない人であれば適性が高い仕事です。
例えると、フェイスブックを始めるときに最初から友達以外の人にもコメントなどを『公開』設定しておくことに似ています。
恥ずかしいのは平気、ということよりもデッサンモデルを『仕事』だとちゃんと割り切って取り組める人に向いています。
デッサンモデルのデメリットについて
デッサンモデルのデメリットとはどんなものがあるのでしょうか?
以下を順序立てて説明することにします。
- 求人自体が少なく、さらに男性の活躍する場が少ない!?
- 顔出しだと不利益を被る可能性がある
- 女性の場合、個室で1対1だと注意が必要
- 同じ姿勢でいることによって、翌日筋肉痛になることがある
求人自体が少なく、さらに男性の活躍する場が少ない!?
直接依頼よりもサイトを介しての求人がほとんどですが、実はこの求人自体が少なく、男性を募集しているケースが少ないです。
いまだに、【デッサンモデル=女性】という固定概念が残っていることも要因です。
男性をデッサンモデルとして応募している場合もありますが、レアケースと言えそうです。
顔出しだと不利益を被る可能性がある
デッサンモデルとして働いていると、絵画モデルの依頼であれば『顔』まで鮮明に書いていることしばしばです。
そのデッサンモデルの作品が美術展覧会に出品され、裸を描いた女性をモデルにした作品が賞をとると、モデルになった女性の身元が割れてしまうこともあります。
「あの人、アダルトデビューしたの?」という根も葉もないことを言われかねません。
女性ほどではありませんが、男性の場合も影響を受ける場合があります。
女性の場合、個室で1対1だと注意が必要
女子がデッサンモデルをしている場合、しかも『画家が女性の裸を集中して描きたいから2人だけにしてくれ』という依頼内容だった場合、躊躇してしまうかもしれません。
個室に見知らぬ男女が一人ずつ、しかも女性は裸、男性は女性の裸の絵を描きたいと思っています。
基本、犯罪(強制わいせつなど)にまで発展するケースは少ないですが、このような依頼の場合は注意した方がよいかもしれません。
同じ姿勢でいることによって、翌日筋肉痛になることがある
やはり一番のデメリットとして挙げるとすれば、同じ姿勢でいることによって仕事が終わった後に一時的に動きが鈍くなったり、翌日に筋肉痛になったりすることが多いです。
実際は同じポーズをとるとしても、休憩しながらになりますが、慣れていない人や運動不足の人がこの仕事を行うと普段使っていなかった筋肉を使うため、筋肉痛になってもおかしくはありません。
ある程度体を鍛えておいたほうがよさそうです。
デッサンモデルの収入相場と応募方法、募集しているサイト等について
デッサンモデルの収入相場は安いところで1時間単位8,000円、高いところで20,000円となっています。
また2時間1セット制のところだと32,000円となっています。
応募方法に関してですが、あまり一般的な求人サイトでは募集されていません。
いわゆる高収入バイトとして、ナイトワークと同じ扱いで求人されていることもあります。
募集元の情報をしっかり確認してから応募しましょう。
ネットの求人以外では、美大や芸大、美術専門学校などで求人している場合もあります。
一般にはあまり情報が出回らないので、関係者や学生を通じて情報収集する他ありません。
まとめ|デッサンモデルは短時間で高収入!
上記で紹介しましたが、デッサンモデルはとても高単価です。
スーパーマーケットにて普通に働いて稼ぐよりも短い時間で1件あたり平均1万~2万円ほど稼ぐことができます。
ただ、求人自体が少なく女性の依頼が多めなので男性がこれをやりたくても競争率が激しくなることが予想されるので、男性はかなり厳しいです。
ヌードモデルでも、自分自身が芸術作品の一部になれると感じられる女性や、芸術のために貢献したいと思える女性には、おすすめの副業です。