コールセンターのアルバイトについて、厳しいアルバイトだという印象を持っている方も多いと思います。
コールセンターは1日席について、電話をしていればいいだけ。
力仕事はいらないし、立ちっぱなしでもないため女性がチャレンジするケースが多いですね。
しかし、コールセンターのアルバイトはツライという声も多数あります。
コールセンターのアルバイトはいったいどんなところが厳しく辛いのでしょうか。
ここではコールセンターアルバイトについて、経験者20人にアンケート調査を実施しました。
コールセンターの仕事は大きく分けて2パターン!?コールセンターバイトにはどのような仕事があるのか?
コールセンターのバイトは文字通り、お客さんと電話をするのがお仕事です。
商品の注文を受ける、携帯電話のトラブルシューターのようなお仕事などあらゆる業界でコールセンターのお仕事を募集していますね。
しかし、コールセンターのアルバイトは実は大きく分けると2種類に分けることができます。
まずはその分類についてご紹介したいと思います。
インバウンド
いわゆる「受け」側の対応をするお仕事です。
お客さんから問い合わせがあった際の対応をするお仕事です。
上述であげた通信販売の受注、携帯電話のトラブルシューティングのお仕事はまさにこの「インバウンド」のお仕事です。
アウトバウンド
アウトバウンドはインバウンドとは逆で「発信」のお仕事です。
携帯電話の契約など「取りに行く」仕事をするのがアウトバウンドです。
みなさんが想像する「電話営業」のお仕事がアウトバウンドだと思ってください。
非常にわかりやすいですね。
アウトバウンドのお仕事は精神的なダメージが多そうですが、実際のコールセンターのつらさはそれだけではありません。
とにかく精神的に辛い!?コールセンターバイト。20人に聞く一番大変だったことは?
それでは、コールセンターバイトの「ここがきつい!」という点を聞いてみた結果を見ていきましょう。
アルバイト経験者がツライと言っているのは大きく4点です。
- ノルマがある
- クレーム対応が多い
- 電話先の方が何を言っているのかわからないので何回も聞き返す
- 電話しっぱなしなので耳が痛い 話しっぱなしでのどが痛い
それでは、以下でそれぞれ詳細に説明したいと思います。
ノルマがある
これは特にアウトバウンドのコールセンターに多いのですが、荷電数、契約数などのノルマが課された状態で仕事をすることも非常に多いです。
プレッシャーの中で仕事をすることも多いため、そのプレッシャーに負けてしまうという傾向もあります。それでは実際の声をご紹介します。

クリアしないと、昼休みを返上してその間も電話をかけ続けたりする日もありました。
自分だけが目標達成していないと焦りました。(28歳 女性)
クレーム対応が多い
これはインバウンドでもアウトバウンドでも多いのですがクレームです。
インバウンドの場合は、会社の製品に対する不満をずっと聞かされる…。
アウトバウンドのクレームの場合であれば、不機嫌な対応を取られ、ひどい場合は「警察に言うぞ」などといった脅しともとられるようなことを言われるケースもあります。

「どこから電話帳を入手した警察に言うぞ」「お前の態度は何なんだ」等と強く言われることも多い仕事でした。
一応上司が会話内容を聞いてサポートはしてくれますが基本的には自分で対応しなければいけません。(28歳女性)
電話先の方が何を言っているのかわからないので何回も聞き返す
顔を見てのコミュニケーションだと、いまどんな状況でどんな気分でいるかといったことはわかりますし、何を話しているのかわからない場合でもあらゆる情報を使いなんとなく伝わるケースも少なくはありません。
しかし、電話口だけの場合だと、声しか情報がないため、何が言いたいのかなどがわからない場合もあります。
住んでいる地域や相手の滑舌などが理由で相手が何をしゃべっているのかわからず、窮するケースもあるようです。

わからない地域で訛りが凄いとこちらも理解しようとして、このような意味でしょうか?と聞き返しますが、それが違うことが多く、怒ってしまいクレームにつながることもあります。(26歳 女性)
電話しっぱなしなので耳が痛い 話しっぱなしでのどが痛い
経験がある方であればお分かりになるかもしれませんが、受話器をずっと耳につけていると、耳が痛くなります。
また、同様にずっと電話で話しっぱなしのお仕事となりますのでのどが痛くなくなります。

もちろん水分は取りながら行いますが、特に冬の乾燥しがちな時期などでは翌日ガラガラな状態で勤務にあたらなければなりません。
治らないうちに酷使するので更にガラガラになってしまう場合も多々ありました。(35歳男性)
このように、コールセンターのアルバイトは座りっぱなしで仕事ができるので一見楽だと思う方も多いでしょう。
しかしあらゆる人の感情をぶつけられることも多いですし、アウトバウンドの仕事の場合だと、ノルマを課される点でも精神的につらいです。
しかも時にコミュニケーションがうまくいかないこともあったり、耳とのどを痛めたりと案外辛いことも多いです。
そのため、辛いから辞めるという方も多いです。
しかし、その一方でコールセンターのアルバイトにやりがいを感じ、継続して勤務されている方もいらっしゃいます。
体を動かす業務はゼロ!コールセンターバイトの魅力的なところ
それでは逆に、「コールセンターバイトのここがいい」というところはどんなところでしょうか。
同じ20人にアンケート調査を行ってみたところ、以下の3点が挙げられました。
- 座りっぱなしなので肉体的な疲労がない
- 給料がいい
- お客さんから感謝の声をもらうことも多い
座りっぱなしなので肉体的な疲労がない
コールセンターのアルバイトは上述の通り、座りっぱなしで仕事ができます。
アルバイトの大半は立ち仕事である中、座ってできるアルバイトというのは魅力を感じている方が多くいらっしゃいます。

あと基本的に職場では個人での作業になるので、職場内で人と関わることがほとんどないです。
厄介な人間関係に煩わされることもなく、淡々と作業をこなすことが出来るので人との関りが好きじゃない人にはピッタリです。(30歳女性)
給料がいいし、時間の都合も付く
コールセンターのアルバイトは、時給が高いというのも特徴です。
しかも、アウトバウンドの場合、インセンティブということで時給以上の給料を稼ぐことができ、シフトに関しても割と自由が効きます。
自分の代わりを探してこなくても良いという点で、非常に働きやすいアルバイトであるといえるでしょう。

それと、時間の都合がつけやすい仕事でした。私のいた会社ではシフトは完全希望通り、1日2時間でも8時間でもOKでした。
急遽休んでしまった場合でも他の人にお願いする必要がなかったのも良かったです。(28歳 女性)
お客さんから感謝の声をもらうことも多い
コールセンターのアルバイトはいろいろ電話越しのお客さんから厳しいことを言われたりなかには脅迫じみたことを言われて精神的に参ることがあるというのは上述の通りです。
ですがそれと同様に、お客さん感謝の声をいただけたりすることはやはりやりがいです。

ありがとうだけでも非常に嬉しい気持ちになります。(26歳 女性)
まとめ:コールセンターバイトは、精神的には大変だけど肉体的は割と楽でお金の稼げるアルバイトです
このようにコールセンターのアルバイトは、あらゆる人のクレームやプレッシャーと常に多々わかなければならないため非常に精神的につらいことの多いアルバイトです。
時に辛辣なことを言われるため、耐えられない方もいるでしょう。
しかし、肉体的にはずっと座って働くことができますし、給料も高くシフトの自由がききやすいため精神的な辛さになれたら、非常に働きやすいアルバイトであるといえます。
肉体的な疲労は苦手だけど、メンタル面では強いという方にはぜひ挑戦していただきたいアルバイトであるといえます。