カフェアルバイトに対し、非常にかっこいい、おしゃれという印象をお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにあらゆるアルバイトの中でも、トップクラスでスタイリッシュな印象のあるアルバイトであることは確かです。
その一方、厳しいアルバイトだという方も多くいらっしゃいます。
では、カフェのアルバイトはいったいどんなところが厳しいのでしょうか。
ここではカフェアルバイトについて、経験者20人にアンケート調査を実施しました。
この内容を元に、カフェバイトがなぜツラい、しんどいのかを具体的にお話ししたいと思います。
狭い環境で色んな業務がある!?カフェバイトにはどのような仕事があるのか?
カフェのバイトは、お客さんにコーヒーをはじめとした飲み物や、軽食を提供するのがお仕事です。
しかし、業務はそれだけではなく、多岐にわたります。
そこで、どんなカフェ先、どんなカフェの業務があるのかについてご紹介してみたいと思います。
- オーダー取り
- ドリンク・フード作り
- レジ打ち
- 店内の床やテーブルの清掃
- ガムシロップ等の備品の補充
- 調理補助
- 灰皿、トイレ掃除、ゴミ回収、掃除機かけ
- 飲み物や軽食の出前
- 洗い物対応
- お客さんの呼び込み
- 開店準備
- 発注業務
- お土産等の販売
上記の業務を見てもわかるように、カフェのアルバイトはいろんな業務があります。
そして特徴的なのは、カフェのスペースは限られているので、一人当たりがカバーする業務が多岐にわたっていることです。
この時点でもなんとなく忙しそうな印象を受けられると思います。
実際にどのような点でカフェバイト厳しいのか実際の声を見ていきましょう。
スピードと体力両方が必要!?カフェバイト。20人に聞く一番大変だったことは?
それでは、カフェバイトの「ここがきつい!」という点を聞いてみた結果を見ていきましょう。
実はすべてのアルバイト経験者が大変だと言っているのは大きく4点です。
- 一人当たりの仕事量が多い
- 立ちっぱなしで足が辛い
- メニューなど覚えることが非常に多い
- いろんな匂いがつく
それでは、以下でそれぞれ詳細に説明したいと思います。
一人当たりの仕事量が多い
上述でもお話ししたように、カフェのバイトは限られたスペースで運営している店が多いので、一人が多くの業務をカバーしなければなりません。
そのため、必然的に一人頭の業務量が増えてきます。
また、お昼時や3時のお茶の時間帯などのお客さんが多くなる時間帯は慌ただしくなり、仕事が大変だという声も非常に多くあります。

小さなカフェだったのでスタッフも少なく、ドリンクを作るのに必死で、ドリンクを作りながら他のお客様の注文を聞いて持って行き、次の注文を作るの繰り返し。
常に頭フル回転だったのが辛かったです。(25歳 女性)
立ちっぱなしで足が辛い
カフェに行った際、スタッフの方々を見ているとわかりますが、座っている方は誰もいません。
実際、常にカフェのアルバイトスタッフは立ちっぱなしで仕事をしなければなりませんし、忙しいときは特にバタバタとしながら働くこととなります。
そのため、足腰にはかなりの負担が来ることとなり、足がパンパンになるという声が非常に多くあるようです。

飲食業だとどこも立ちっぱなしではありますが、カウンターカフェだと動き回るということが出来ずにずっと狭い空間で立ちっぱなしです。
動き回れるほかの飲食店よりもはるかに足の疲れがつらいです。(30歳 女性)
メニューなど覚えることが非常に多い
カフェには、飲み物だけでも非常に多くの種類があります。
そのため、その飲み物の名前はもちろんのこと、メニューもしっかり覚えなければなりません。
カフェによっては季節もののメニューがあるのでその都度覚えなければなりません。
カタカナのややこしい名前のドリンク名、また共通の略称まで覚えなければならず、実は覚えることの非常に覚えることの多いアルバイトなのです。

カフェはドリンクを含めメニューが結構多く、そのメニューもわけのわからない名前のものや、やたら長い名前のメニューの商品も多く、覚えるのに時間がかかります。(40歳 女性)
いろんな匂いがつく
カフェには一部を除き喫煙席が存在します。
喫煙席では多くのお客さんが煙草を吸うため、その匂いが髪の毛につくことも多いです。
また、なかにはミルクを多く扱うため、ミルク臭くなるなどにおいと闘わなければならないアルバイトなのです。

喫煙席に提供に行ったり、灰皿を洗ったりするので、バイト後は髪の毛がタバコくさいです。
かなり受動喫煙しているように感じます。(20歳 女性)
このように、カフェのアルバイトはあわただしい中で立ちっぱなしと非常に体力的を使います。
また色んなにおいと付き合わなければならない、しかも覚えることが多いと想像以上に大変なアルバイトです。
中には仕事がつらくてやめられる方もいる一方、カフェのアルバイトにやりがいを感じ、継続して勤務されている方もいらっしゃいます。
では、どんなところにやりがいを感じているのでしょうか。
おいしいコーヒーと食事、おしゃれな環境が魅力!?カフェバイトの魅力的なところ
それでは逆に、「カフェバイトのここがいい」というところはどんなところでしょうか。
同じ20人にアンケート調査を行ってみたところ、以下の4点が挙げられました。
- おいしいコーヒーや軽食をタダで楽しむことができる
- コーヒーを上手く作れるようになる
- おしゃれな環境で働ける
- いろんなお客さんから感謝の声をもらうことができる
おいしいコーヒーや軽食をタダで楽しむことができる
カフェのアルバイトは、職場においしいコーヒーと軽食がまかないとして楽しめる職場が魅力という声が実に数多くあります。実際、以下のような声があります。

サンドイッチなどの軽食になりますがおいしかったです。
貧乏学生だったので食費が浮くという点でもまかない付きのアルバイトはありがたかったです。(28歳女性)
コーヒーを淹れられるようになる
上手にコーヒーを淹れるというのは意外と難しいのですが、カフェでは当然多くのコーヒーを淹れることとなります。
結果、必然的においしいコーヒーを淹れる技能を身に着けることができます。
中にはラテアートが作れるようになったという声もありました。

この点はプライベートでも役に立ちますし、上達すればするほど、お客様に喜んでもらえました。
自分が淹れたラテやコーヒー目当てで来てくださる方が増えると、とても嬉しかったです。(21歳 女性)
おしゃれな環境で働ける
カフェアルバイトの醍醐味といえばおしゃれな雰囲気の中で、かっこいい・かわいい制服を着て仕事ができることではないでしょうか。
自分の好きな環境で、また好きな格好で働けるというのはそれだけでモチベーションがあがるといったような声も多くありました。

季節のイベント時に店内の飾り付けをしたりするのも楽しかったです。(40歳 女性)
いろんな方から感謝の声をもらうことができる
カフェでお仕事をしていると、多くのお客さんが来店し、お茶や食事を楽しまれます。
なかにはクレームじみたことを言ってくるお客さんもいますが、お店で食事を楽しんだ後「ありがとう」や「ごちそうさま」といった感謝の声をいただくことがそれ以上に多くあります。
そして、そのような声をいただくことで、喜びを感じるという声も多くあります。

それからは自分も外食したときは店員さんに必ずそういう風に言うようになったことです。(35歳女性)
まとめ:カフェバイトは、多忙で体力の求められる仕事である一方、おしゃれで食事を楽しめる環境です!!
このようにカフェのアルバイトは、少ないスペース・人員であらゆる業務をこなすことが求められます。
加えて、常に立ちっぱなしなので多忙でかつ体力がいるという点で大変なお仕事です。
しかも、覚えることも多いので決して皆さんが思っているようなスマートな仕事ではありません。
しかし、やはりおしゃれな雰囲気でかっこいい・かわいい制服を着て働くことができるのはそれだけで高いモチベーションを保てます。
さらにおいしいコーヒーや食べ物を食べることができるのに加え、コーヒーを淹れる技術が手に入るというのは一生ものの技能といってもいいでしょう。
おしゃれな雰囲気・おしゃれな制服で働きたい方、おいしいコーヒーと食べ物を食べられる環境で働きたいというかたにはお勧めしたいアルバイトです。