三菱UFJ銀行のカードローンといえばバンクイックです。
バンクイックといえば、なんといっても銀行系カードローンならではの低金利。
比較的メインバンクとして利用している方も多いことから親しみやすく、はじめての利用者も多いカードローンです。
しかし、どんなところが相手でも、融資を申し込むのは緊張しますよね。
審査に落ちたらどうしよう、お金が借りられなかったらどうしよう…そわそわ…。
そんな不安でいっぱいです。
ここでは、三菱UFJ銀行カードローンの審査に落ちないためのポイントをまとめました。
すでに審査に落ちてしまった方向けの対処法もご紹介しています。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、アコム株式会社に信用保証を委ねています。
担保なし、保証人なしで融資を受けることができます。この点アコムと同様です。
このため、結果的に申し込んだあとは、アコム株式会社と三菱UFJ銀行の両方から審査を受けることになります。
以前にアコムや、アコムが信用保証をしている銀行カードローンで延滞を繰り返したことがある場合などは、信用審査の段階で落とされてしまう可能性が高いです。
また消費者金融同様、一度に何社も申し込んだり、過去に支払いの延滞などの金融事故を起こしている場合や、債務整理を行ってすぐの申し込みなどは、審査落ちの直接的な原因となります。
詳細は本文を参考にしてください。
バンクイックってどんなカードローン?
まずはバンクイックについて簡単にまとめておきましたので見ていきましょう。
申込方法 | ・インターネット(モバイル、スマートフォン、パソコン) ・テレビ窓口 ・電話 |
金利(年率) | 1.8%~14.6%(変動金利) |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
審査結果 | ・平日9時~21時 ・土日祝9時~17時 ・平日14時以降の申し込み結果は翌日9時以降 |
返済方法 | 自動支払い(毎月指定返済or35日毎の返済) ATM(0:10~23:50) 振込(平日14時まで) |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金利息(年率) | 年率20.0% |
在籍確認連絡 | 勤務先への連絡あり |
保証会社 | アコム株式会社 |
ATM手数料 | 無料(提携コンビニATM、三菱UFJ銀行ATM) |
バンクイックは三菱UFJ銀行のカードローンです。
メガバンクの一角を担っているので、馴染み深い方も多い金融機関です。
利用条件としては、20歳以上65歳未満の方で、原則安定した収入があれば申し込みが可能です。
また保証会社であるアコムの保証を受ける必要がありますが、これは詳しく後述しています。
バンクイックではその日のうちに借りられる?即日融資は対応していません
バンクイックでは、ローンカードがあればコンビニATMで24時間いつでも借入可能です。
(毎週月曜の1:00~5:00、毎月第二土曜の21:00~7:00は利用不可)
店舗にはテレビ窓口が設置されています。(各支店によって営業時間が異なります。)
スピーディーに借りたいという方は、WEBからの申込みで昼すぎまでに在籍確認までを終えて、テレビ窓口でローンカードを発行したのち、提携コンビニATMで融資を受けることも可能です。
銀行系のカードローンは、即日融資に対応しなくなりました。
そのため、即日でお金を借りたいという方は、消費者金融に申し込みましょう。
バンクイックの在籍確認はどんな感じで行われるの?
審査の段階では他のカードローン同様、在籍確認は職場に電話連絡が行われます。
電話がかかってくるタイミングとしては、申込みがおわり、仮審査の結果通知メールが届いてからすぐ(5分~10分後くらい)に在籍確認の連絡があります。
もしも本人不在で出られなかった場合でも、その職場に勤めていることが分かればOKです。
ただ、「カードローンの利用が職場にバレてしまうのでは…」と心配する方も多いと思います。
電話をかける担当者は「バンクイックです」と名乗ることはなく、自分の名前を名乗って在籍確認を行います。
それでも疑われるのが怖い場合には、「クレジットカードを作ったから在籍確認の連絡がある」と事前に職場に伝えておくと安心です。
インターネットからWEB完結申し込み時の大まかな流れ
バンクイックではインターネットからWEB完結申込みが可能です。
ただし口座がない場合には口座を作るところから契約がはじまりますので、書面での手続きが必要になります。
- WEB完結申込み「口座あり」からスタート
- 本人情報を入力する(カードの受取方法を「テレビ窓口」にする)
- 仮審査結果メールのあと、在籍確認の連絡がある
- 審査結果メールから契約完了通知を受けたあと、テレビ窓口でローンカードを受け取って利用開始。
絶対バンクイックの審査に落ちたくない!チェックするべき2つの項目とは
はじめての借入はめちゃくちゃ緊張するものです。
返済シミュレーションや診断はできるものの、審査に落ちてしまった時のことを考えると…やっぱり不安です。
バンクイックに審査を申し込むとき、チェックしてほしいポイントは次の2つです。
バンクイックの保証会社はアコム。アコムの審査に落ちていたら要注意!
三菱UFJ銀行カードローンは、担保なし、保証人なしで融資を受けることができます。
それは保証会社が顧客に代わり信用保証をしているから。
もしも顧客が返済できなくなった場合、その信用会社が銀行に返済を行うことになります。
銀行の貸付対象の条件には必ず「保証会社の信用保証を受けられること」とあります。
まずはその信用保証をしている企業がどこなのか調べてみてください。
バンクイックの信用保証をしているのは、なんとあの消費者金融のアコム株式会社です。
つまり、バンクイックの融資を受けるには、アコムの信用審査に通らなくてはなりません。
以前にアコムで審査を受けて落ちている場合や、アコムが信用保証をしている他の銀行カードローンの審査に落ちている場合には、アコム企業内でその情報が保存されている可能性があります。
アコムが保証会社となっている主な銀行系カードローン
- 三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)
- じぶん銀行カードローン
- セブン銀行カードローン
- ソニー銀行カードローン
- 南都銀行カードローン(キャッシュクイック)
上記の他にも、アコムは多くの地方銀行カードローンの信用保証を担っています。
アコムやこれらの銀行カードローンで返済の延滞をしたことがあるにもかかわらず、バンクイックに申し込んだとしても、審査する企業は当然同じアコムです。
そのため、過去の信用情報から審査通過は難しいと考えたほうがよいでしょう。
また、過去にアコムの審査に通っている場合でも、信用保証をしている銀行の審査はより厳しくなるため、確実に審査に通る、と断言することはできません。
ただし、消費者金融が保証会社をしている銀行系カードローンは、比較的審査に通りやすいとも言われています。
重要な項目を洗い出し、確認しておく
バンクイックを利用するにも、アコムを利用するにも、全く同じ企業の審査を受ける必要があるということがわかりました。
信用審査の段階で特に重要視されるのは、以下の四つの項目です。
- 年収
- 勤続年数
- 個人信用情報
- 他社からの借入状況
上の二つは「収入が安定しているかどうか」。
残りは「過去の滞納、返済状況、金融事故を起こしていないかどうか」を確認するための項目です。
特に過去、返済の延滞を繰り返すなどの金融事故を起こしていた場合、個人信用情報に異動情報が残っている可能性があります。
また信用情報が経年によって回復しても、貸金業各社は自社内で金融事故情報を保持し、これは半永久的に消えることがありません。
もしも以前にアコムや銀行カードローンへの返済を滞納してしまっている場合には、審査通過は難しいと考えたほうがよいでしょう。
三菱UFJ銀行カードローンの審査に通った人の体験談。安定収入と延滞なしで、年収の低さをカバーできることも
ここからは実際にバンクイックの借入審査に申し込み、通過したという方10名にアンケートにお答え頂きましたので、プロフィールとあわせてご紹介していきます。
28歳アロマオイル販売員の女性
借り入れ目的 |
マンションを借りる費用のため |
融資額 |
20万円 |
雇用形態 |
パート |
年収 |
200万円 |
勤続年数 |
2か月 |
他社借入 |
1社から20万円 |


パートでしたが給与口座が三菱UFJ銀行だったので、収入が確認しやすかったのかも。
あとは前職が金融機関だったので、もしかしたらそれもあるかもしれません。
信用情報は金融機関共通のネットワークがあるので、他社で延滞していても大丈夫だ、と思っていたらダメだなと思います。
29歳システムエンジニアの男性
借り入れ目的 |
冠婚葬祭、引っ越し費用などのため |
融資額 |
45万円 |
雇用形態 |
正社員 |
年収 |
500万円 |
勤続年数 |
4か月 |
他社借入 |
なし |

またクレジットカードの支払いで遅れを生じさせたことが一度もないことも、通過理由としてあったのではないかと思います。
やはり、安定した収入があることと、これまでに借入があっても遅滞なく返済を行えていたことが必要条件になると思います。[/st-kaiwa3]
三菱UFJ銀行カードローンの審査に落ちた人の傾向。申し込みブラック、携帯料金滞納にご注意
次に、残念ながらUFJ銀行カードローンの審査に申し込んだ結果、融資を断られてしまった方のお話をご紹介していきます。
24歳建設業の男性
借り入れ目的 |
生活維持費の補填のため |
融資額 |
100万円 |
雇用形態 |
正社員 |
年収 |
450万円 |
勤続年数 |
6年 |
他社借入 |
なし |


これまで金融関連で滞納した経験はありませんでしたし、次は申し込みブラックに注意して、記入ミスなどもしっかり確認してからにしようと思っています。
37歳工場内作業員の男性
借り入れ目的 |
生活費の補填、住宅ローン返済のため |
融資額 |
200万円 |
雇用形態 |
アルバイト |
年収 |
150万円 |
勤続年数 |
1年 |
他社借入 |
2社から130万円 |


さらにスマホの月額料金を3ヶ月間滞納してしまって、信用情報にも事故として記録されてしまったんだと思います。
最低でもあと5年は真面目に働いて、年収を増やしていかないといけないですね。
結論:三菱UFJ銀行カードローンの審査に通った人・通らなかった人から見る6つの条件とは?
アンケートに答えて頂いた方々からの調査結果をまとめると、三菱UFJ銀行カードローンの審査には次のようなポイントがあることがわかりました。
審査に通った人に見る要チェックポイント
- 三菱UFJ銀行カードローンでは、原則として安定した収入があれば申し込み、融資が可能
- 他の借入先への返済を延滞していないことが高い信用に繋がっている
- 年収に対し、比較的低めの融資希望をしている
審査に通らなかった人に見る要チェックポイント
- 一度に3社以上申し込むと、「申し込みブラック」として扱われ、審査通過は厳しい
- 携帯料金の滞納は金融事故として記録されるため、審査落ちの原因となる
- 年収に対し、比較的高額な融資希望をしている
三菱UFJ銀行カードローンの申し込み条件には、「原則安定した収入がある」とされており、雇用形態にかかわらず申し込みが可能です。
アンケート結果では、年収に対し、比較的融資希望上限額を低く申し込んでいるほうが審査に通りやすい傾向にありました。
また他社からの借入があってもその返済を滞りなく行うことで、高い信用に繋がり、融資を受けられている方が多かったです。
どれだけ返済能力がある場合でも、一度に何社も借入を申し込めば、借り逃げや多重債務者を疑われ、審査の目が厳しくなり、「申し込みブラック」として審査に落ちてしまうこともあります。
さらに携帯料金の滞納も金融事故として登録されてしまうため、信用を得られずに審査に落ちてしまうことになるでしょう。
三菱UFJ銀行カードローンの審査に落ちた人が今すぐできる5つの対処法
それでは、三菱UFJ銀行カードローンの審査に落ちてしまった人は、その後どのような対処法を講じるべきなのでしょうか。
申し込みブラックを回避!最低でも半年間は申し込みを控えて
同じ時期に同時に、何社にも借入申し込みをしてしまうと、申し込みブラックとみなされ審査には通らなくなってしまいます。
これは銀行、保証会社側が借り逃げ、多重債務者のリスクを考え、必然的に審査の目が厳しくなってしまうためです。
顧客の申告データは約半年の間各社に保持されるため、その間は申し込んでも審査に通ることはないでしょう。
また一度に数社同時に申し込んだという情報は、申し込むたびに何度も照会されてしまいます。
このため、他の貸金業者に申し込んでも同様に審査落ちしてしまう可能性が高くなっています。
これらの申し込みブラックを避けるためには、申し込み情報が流れる六か月後を狙って再度申し込みを行う必要があります。
個人信用情報に異動情報がないかどうか確認する
上記同様、アンケート結果にもありましたが、携帯料金の滞納(機種代金を月賦払いにしていた場合)金融事故として登録される項目です。
このほかにもクレジットカードの支払い延滞、ローンの滞納などが、個人信用情報機関に異動情報として登録されます。
そして審査段階で照会された結果、審査に落ちてしまうのです。
この個人信用情報は、各機関に問い合わせることで開示を行うことが可能です。
過去に支払いを延滞してしまった心当たりがある方は、個人信用情報機関に情報開示を行い、自分の金融事故情報を確認するとよいでしょう。
この異動情報は経年によって流れ、5年で消滅しますが、その間は審査通過は厳しいと考えておきましょう。
審査で重要視される項目を育てていく
ご紹介したように、審査において重要視されるのは「年収」「勤続年数」「個人信用情報」「他社からの借入情報」の4つのポイントです。
この中でも継続的に育てていけるのは「年収」及び「勤続年数」です。
年収は長い時間をかけてコツコツと成長させていくものですが、勤続年数は最低でも3ヶ月から6ヶ月、1年~2年以上あればマイナスポイントとなることはないでしょう。
また他社からの借入については、返済を延滞することなく支払いを続けていくことによって、その貸金業者からの高い信用を勝ち取ることができます。
唯一個人信用情報だけは経年でしか消滅させることができませんので、異動情報が流れていくまでの間に、自らの信用情報を育てていくことを心掛けてください。
スーパーホワイトからの脱出。30代~50代は気を付けて!
クレジットカードやローンを使ったことがない…。
そんな方はスーパーホワイトが原因で審査落ちしているかもしれません。
スーパーホワイトとは、信用情報がまっさらであること。
つまり金融における信用度がゼロなので、きちんと返済してもらえるかわからない、だから貸すことができない…ということですね。
特に若い世代の方にスーパーホワイトは多いです。
ですが、30歳以上になっていざお金が必要になったとき、スーパーホワイトの状態では融資を受けられない場合があります。
そんなとき、まずはクレジットカードの作成、ネット通販などで商品を購入し、きちんと支払いを終わらせる、という行程を踏んで、スーパーホワイトを脱出しましょう。
年収に見合った希望融資額に抑えてみる
今回「審査に通った」とお答えいただいた方々は、年収に比べて希望した融資額が比較的低い方が多く見られました。
対照的に、審査に落ちてしまった方々は比較的高い融資限度額を申告していたようです。
はじめての借入を行うにあたって、最初から高い限度額で申し込むと、どうしても審査の目は厳しくなります。
「この人はこんなに高い額で申し込んでいるけど、本当にこれだけを返済できる能力があるのだろうか?」といった具合ですね。
もちろん安定した収入のうえできちんと返済していけるのが大前提ですが、審査に通るか不安な場合には、年収に見合った希望融資額を申告するようにしてください。
まとめ:厳しい審査も押さえるべきポイントを知っておけば大丈夫!
銀行系カードローンの審査が厳しいと言われるのは、「信用保証をしている保証会社」と「銀行」の2つが審査にかかわるため。
特に保証会社は自らの会社の信用に関わるものですから、代位弁済を引き受けた銀行カードローンの審査は、自社の貸付より慎重に行っているようです。
どうしても落ちたくない、即金でお金が必要!という場合には、審査を受ける前にこのページでご紹介したようなポイントを見直してみてください。
すでに審査に落ちてしまっている方は、焦らずに時期を待ちましょう。
すぐに申し込んでもまた審査落ち、最悪の場合二度と融資を受けられなくなってしまうかもしれません。
契約に必要な書類や申込書を見直し、自らの属性を育て、ある程度時間を置いたうえで、再度申し込むように心がけてくださいね。