アコム、プロミスと並んで大手消費者金融の一角として名を連ねるSMBCモビット。
スマホアプリなどから借入状況を確認できるシステムなどを備え、時代に応じた進化を続けている企業としても知られています。
しかし、やはり審査はそう甘くありません。
「はじめての借入だけど、落ちてしまったらどうしよう」と心配する方は少なくありません。
実際に審査落ちしてしまう方も少なくないのです。
そこで今回は、SMBCモビットの審査において絶対に気を付けておきたいポイントを解説。
さらにすでに審査に落ちてしまった方ができる対処法の2つをまとめてご紹介していきます。

SMBCモビットはSMBCグループであり、筆頭株主はSMBCコンシューマーファイナンス、あのプロミスとほぼ変わらない立ち位置にいる大手消費者金融業者です。
他の貸金業者同様、アルバイトやパート、自営業や派遣・契約社員であっても、「安定かつ変動しない収入」が確保されていれば、融資を受けられる可能性が高くなります。
逆に、どれだけ勤続年数が長く、年収が安定していても、以下のような理由から融資を受けられない場合があります。
- SMBCグループが保証会社をしている銀行カードローンの審査に落ちている
- 即金が必要だからと、一度に3社以上申し込み、ブラック認定される
- 総量規制以上の融資希望をしている
- クレジットカードで支払ったり、ローンで商品を購入したことがない
- 過去に債務整理(自己破産、個人再生など)を行っていたり、返済金を滞納した心当たりがある
- 金融履歴(クレジットヒストリー)が真っ白である
詳細は本文を参考にしてください。
SMBCモビットってどんなカードローン?
まずはSMBCモビットについて簡単にまとめておきましたので見ていきましょう。
申込方法 | ・インターネット(モバイル、スマートフォン、パソコン) ・郵便 ・電話(9時~21時) ・ローン申し込み機 |
金利(年率) | 3.0%~18.0% |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
審査結果 | 最短30分 (月曜~金曜の19時までの申込みに限る) |
返済方法 | 約定返済日による返済 ・ATM返済(返済期日による) ・口座振替返済(5日、15日、25日、末日) |
担保・保証人 | 不要 |
遅延利率 | 20.0%(実質年率) |
在籍確認連絡 | WEB完結申込みなら書類による在籍確認が可能 |
保証会社 | ― |
ATM手数料 | 三井住友銀行ATMなら手数料無料 |
竹中直人さんのCMでもおなじみのカードローン、SMBCモビット。
スマホアプリからATMキャッシングができ、ローンカードがなくても融資ができるとあって大変便利なカードローンです。
またWEB完結申込みなら、電話や郵送なしで融資を受けることができます。
これは他のカードローンではめったに見られないサービスなので、ぜひとも利用していきたいですね。
SMBCモビットではその日のうちに借りられる?
SMBCモビットでは、原則24時間最短3分でお振込可能。その日のうちに口座振込による借入ができます。
融資を急いでいる方は、WEBから申し込んだあと、フリーダイヤルに連絡することで、最短30分で審査結果がわかります。
申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
そんな時は、会員登録の際に「カード受け取り方法」をローン申し込み機に指定しましょう。
その後ローン申込機でSMBCモビットカードを発行すれば、提携ATMから借入が可能です。
月~金曜の19時までであれば最短30分で審査結果がわかるので、自分の状況にあった方法を選んでいきましょう。
SMBCモビットの在籍確認はどんな感じで行われるの?
審査の段階では他のカードローン同様、在籍確認は職場に電話連絡が行われます。
担当者が「SMBCモビットです」と名乗ることはありませんので、カードローンの利用がバレてしまうおそれはありません。
ただ、SMBCモビットではWEB完結申込なら、電話連絡や郵送なしで融資を受けることができます。
- 三井住友銀行または三菱UFJ銀行の預金口座を持っている
- 上記預金口座をSMBCモビットからの貸付用、返済用に利用できる
- 社名入りの健康保険証、直近の給与明細、源泉徴収票が提出できる
- 運転免許証またはパスポートの写しを提出できる
上記の条件を満たしていれば、WEB完結申込の利用が可能です。
これらの必要書類はスキャンするか、スマホのカメラなどで撮影して提出することができます。
どうしても電話連絡がイヤ!という方は利用を検討してみましょう。
ただし、ローンカードでの借入ではないので、土日にATMから借入することはできません。
インターネットからWEB完結申し込み時の大まかな流れ
SMBCモビットではインターネットからWEB完結申込みが可能です。
最速での借入は「WEB申し込み→フリーダイヤルへ連絡→原則24時間最短3分でお振込可能」となります。
- 公式HP「WEB完結申込」からスタート
- 本人情報を入力して申し込んだあと、フリーダイヤル(0120-03-5000)へ連絡
- 最短30分で審査完了、その場で会員登録する
- 原則24時間最短3分でお振込可能
- ローンカードで利用する場合は、会員登録の際に「ローン申込機でカード受け取り」を選択しておく
- ローン申し込み機でSMBCモビットカードを発行し、提携ATMから利用開始
絶対SMBCモビットの審査に落ちたくない方がチェックするべき4つの項目
お金を借りるときはいつだって緊張するもの。
もし借りれなかったらどうしよう…という不安があるまま審査を受けるのはよくありません。
まずは自分の信用情報と属性をきちんと知り、理解したうえで、SMBCモビットに正確に伝える必要があります。
SMBCモビットに審査を申し込むとき、チェックしてほしいポイントは次の4つです。
SMBCグループの審査に落ちていたら要注意!
SMBCモビットはSMBCグループの一員であり、株主はSMBCコンシューマーファイナンス。
つまりあのプロミスとほとんど変わらない立ち位置にいる消費者金融なんです。
双方は限度額や金利の面、初回30日間の利息無料の有無などで多少の違いがあります。
またプロミス同様、SMBCコンシューマーファイナンスが保証会社の銀行系カードローンの審査に落ちている場合には、その情報が企業内に残っている可能性が高くなります。
SMBCコンシューマーファイナンスが信用保証をしている主な銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
- 横浜銀行カードローン
- ジャパンネット銀行カードローン
- 住信SBIネット銀行カードローン「カードローン」
- 北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」
- 東北銀行カードローン「inos」
- 東和銀行カードローン「とんとん」
- 筑波銀行カードローン「ポケットカードローン」
- 関西アーバン銀行カードローン「アーバンカードローン」
- 福岡銀行カードローン
- 熊本銀行カードローン
SMBCコンシューマーファイナンスは、このほかにも多くの地方銀行カードローンの信用保証をしています。
例えば三井住友銀行カードローンに申し込んで審査に通り、融資を受けていた方が返済を滞納していたとします。
この場合、個人信用に傷がつくほか、SMBCコンシューマーファイナンス内にその情報が残り、審査落ちの原因となる可能性があります。
裏を返せば、三井住友銀行の系列グループで融資を受け、きちんと返済ができているなら、それだけの信用があるとみなされ、審査に通る可能性があがることになります。
やっぱり最大の条件は「安定した返済能力」です
SMBCモビットに限らず、大手の消費者金融において必ず条件となるのが「安定かつ変動しない収入源」です。
「お金を借りるには正社員じゃないとダメなのか?」というわけではなく、収入が安定さえしていれば、アルバイトやパート、自営業の方であっても融資を受けることが可能になります。
ただやはり収入が安定していない=返済能力に難があるとみなされる場合が多いです。
自分の収入を証明できる書類をきちんと揃えておくようにしましょう。
これ以上借りられない!?「総量規制」の基本とは
総量規制とは、貸金業法によって定められた「消費者金融は顧客の年収の1/3以上貸してはならない」というルールです。
つまり自分の年収の1/3以上の融資を希望した場合、どんなに高い返済能力が見込めたとしても審査に通ることはありません。
また最初に審査を申し込む際、現在の年収に見合わないような高額の希望融資にしてしまう方がいます。
すると審査の目が厳しくなり、通りにくくなる傾向にありますので気を付けましょう。
過去の滞納が今に響く。個人信用情報を大切に
過去5年の間に、クレジットカードやローン支払い、奨学金返済の滞納などをしていませんか?
その情報は金融事故として記録され、あなたの個人信用を大きく損なっているかもしれません。
一度滞納したことが記録されると5年間はその情報が残ります。
個人信用情報は消費者金融が審査で必ず照会するものです。
審査に落ちてしまうほとんどの理由と原因がここに集約されているといっても過言ではないでしょう。
SMBCモビットの審査に通った人の体験談。他社借入有りでも返済が順調なら審査通過
では、実際にSMBCモビットの借入審査に申し込み、通過したという方10名にアンケートにお答え頂き、その中から数人の事例をご紹介していきます。
43歳軽貨物運送の男性
借り入れ目的 |
腰痛を患い、治療に専念するための医療費や生活費のため |
融資額 |
20万円 |
雇用形態 |
契約社員 |
年収 |
280万円 |
勤続年数 |
3年8か月 |
他社借入 |
3社から40万円 |


そこそこですが安定した収入もあり、勤続年数も2年を超えていました。
他社からの借入もありましたが、ギリギリ3社までに留め、返済も毎月遅れず、忘れずを徹底していましたので、信用があったんだと思います。
26歳通信会社営業事務の女性
借り入れ目的 |
引っ越しに伴う費用や家具、家電購入費用のため |
融資額 |
50万円 |
雇用形態 |
契約社員 |
年収 |
200万円 |
勤続年数 |
1年2か月 |
他社借入 |
なし |


貸し手側からすると必ず返して頂かなければ困るので、信用できる返済力のあるかどうかが重要なことではないかと思いました。
SMBCモビットの審査に落ちた人の傾向。借入件数少なくても、滞納有りなら一発アウトも
次に、残念ながらSMBCモビットの審査に申し込んだ結果、融資を断られてしまった方のお話をご紹介していきます。
31歳技術職の男性
借り入れ目的 |
返済の管理を効率的に行うための借入 |
融資額 |
50万円 |
雇用形態 |
正社員 |
年収 |
300万円 |
勤続年数 |
7年 |
他社借入 |
3社から50万円 |


過去2年間でクレジットカードの支払において、3回ほど遅延があり、その都度コンビニエンスストアでの支払を行っていました。
悪質な延滞には至っていないものの、クレジットカードの支払遅延を頻発させており、信用度が低く評価されたと考えます。
34歳パチンコ店店員の女性
借り入れ目的 |
子どもの教育費、生活費の補填のため |
融資額 |
30万 |
雇用形態 |
正社員 |
年収 |
200万円 |
勤続年数 |
5年 |
他社借入 |
1件から30万円 |


ひどい滞納を繰り返し、信用がなくなったからだと思いました。
毎月安定した収入があっても、年収が低いことも原因だったと思います。
結論:SMBCモビットの審査に通った人・通らなかった人から見る6つの条件とは?
アンケートに答えて頂いた方々の結果をまとめると、SMBCモビットの審査には次のようなポイントがあることがわかりました。
審査に通った人に見る要チェックポイント
- SMBCモビットでは、雇用形態や融資金の使用用途にかかわらず申し込みが可能
- 他社からの借入がある場合でも、それをきちんと返済して信用に繋げている
- 勤続年数が短い場合には、必要書類を揃え、審査における返済能力の高さを証明する必要がある
審査に通らなかった人に見る要チェックポイント
- 過去に滞納や返済延滞がある場合、審査で落ちてしまう
- 勤続年数が長く、安定した収入があり、返済能力があったとしてもNG
- 個人信用情報に傷がついている場合、総量規制内の希望額であっても落ちてしまう可能性が高い
他社からの借入があったとしても、それを毎月きちんと清算しておくことで見事に信頼に繋げている方が融資を受けることができています。
逆に安定した収入を持ち、総量規制によって定められた希望額であっても、過去の滞納が原因で審査に落ちてしまうというパターンが多いようです。
このように、一度個人信用情報に異動情報(金融事故)が記録されてしまうと、いざという時に融資が受けられず頭を抱えてしまうことになり兼ねない、というのがよくわかります。
毎月の返済は大変ですが、どんなに返済が難しい時でも、まずは貸し主に相談したうえできちんと支払っていくように心がけたいですね。
SMBCモビットの審査に落ちた人が今すぐできる5つの対処法
それでは、SMBCモビットの審査に落ちてしまった人は、その後どのような対処法を講じるべきなのでしょうか。
すぐに再度申し込むのはNG!
審査に落ちてしまったからといって、すぐにまた同じ業者や、別の業者に申し込むのは控えてください。
特に一度に3社以上申し込むと、各業者は借り逃げや返済不能者、多重債務者のリスクを懸念して「申し込みブラック」と判断します。
もちろん審査の目は厳しくなり、信用情報に傷がついているのと同様に扱われるため、融資を受けられる可能性は低くなるでしょう。
一度消費者金融に申し込んだ情報は、その後6か月に渡って企業内で保存されます。
審査に落ちてしまった時は冷静に、なぜ落ちてしまったのか、申込書類に誤りがなかったかなどを確認するようにしてください。
自分の属性を再確認!
過去に滞納した覚えもないのに審査に落ちてしまっている場合は、思わぬところで足をすくわれている可能性があります。
例えば申し込み書類の書き間違いや、貸付対象となる条件を充たしているかどうか。
総量規制の範囲内での借入になっているかどうか、年収に見合った希望額になっているかどうか…。
審査で最も重視される「安定した返済能力」を、提出した書類や申込書できちんと証明できているかどうか今一度確認してください。
もちろんすぐに申し込むのはNGですので、焦らず慎重に行動しましょう。
心配な方は個人信用情報を開示しよう
過去に滞納した覚えがある、心当たりがあるけど、異動情報が消えているかわからない!
そんな時はCIC・JICCなどに情報開示請求を行うことで、自分の金融履歴がどうなっているのかを確認することができます。
特にCICでは、スマホを使ってインターネットから個人の信用情報を確認することも可能です。
JICCでも、スマホから開示申し込みを行い、照会結果を郵送で送付するよう手配することができます。
もしも自分の金融履歴に異動情報が残っているようであれば、その後数年間は融資を申し込んでも審査に通ることはありません。
その間は自分の属性を育てることを意識して、融資を受けられるようなクレジットヒストリー(クレヒス)にしていく必要があります。
重要な属性を育てる
「安定かつ変動しない収入源」を証明するためには、「年収」「勤続年数」が特に重要です。
審査段階でも重視されますし、滞納歴や総量規制以外で審査に落ちてしまうとすれば、恐らくこの収入面が問題となっている可能性があるでしょう。
どのような雇用形態であっても、最低1年は同じ勤務先につとめ、勤続年数をコツコツと積み上げていくようにしてください。
信用なしと同じ!?「スーパーホワイト」とは
過去に滞納していない、年収や勤続年数もバッチリ、なのに審査は融資不可…。
そんな時考えられる原因は、クレジットヒストリーが全くない状態、つまり「スーパーホワイト」かもしれません。
例えばクレジットカードで商品を購入したり、ローンを組んだ経験がない場合、その人の金融情報は真っ白な状態です。
社会人になりたての方には少なくありませんが、30~50代以上の方がスーパーホワイトだった場合、信用情報が不足している=融資しても返済してもらえるかわからない、と判断されてしまうのです。
まずは自分の信用情報を作るところからスタートし、コツコツと信用を蓄積していくことが重要です。
希望融資額をできるだけ低く設定して、再申込み!
自分の属性、個人信用情報を確認、収入面を安定させ、スーパーホワイトからも脱出できた半年後には、あなたは再度申し込みが可能になっているはず。
もう一度融資を申し込む時には、希望する融資の上限額をできるだけ低く申告するようにすると、さらに審査に通る可能性が高くなります。
審査に落ちてしまっても、焦らず慌てずに、まずは自分がなぜ落ちてしまったのか原因を分析し、原因となった信用情報が回復した頃合いでもう一度申し込むようにしてください。
まとめ:借入は信用を作るチャンス。勤続が短くても、提出書類で可否が決まる
SMBCモビットへ借入申し込みを行う前の方は、このページでご紹介した注意点を再度確認してみてください。
他社からも借り入れている場合には、その返済が滞っていなければ「きちんと毎月返済できる収入が見込める」として、貸し主から信用される傾向にあります。
他社借入は信用情報を蓄積するチャンスであると共に、滞納してしまえばその後長期間借入ができなくなってしまうということを忘れないようにしてくださいね。