堅実な経営でバブル期にも経営が揺るがなかった岩手銀行は、その株式の多くを岩手県が保有している、ちょっと変わった経営体制の地方銀行です。
もちろん岩手県の指定金融機関になっているため、岩手県では最大の地銀として高い認知度があります。
そんな岩手銀行にもカードローン商品があり、地元の人たちの生活を支えています。
とはいえ、堅実経営の銀行ですので、カードローンの審査はとても厳しいことが予想されます。
「審査が厳しいと借りられそうにないけど、審査に落ちたらどうしよう…」
「じっくりと審査をされたら融資までに時間がかかりそうだけど大丈夫?」
ここではそんな不安や疑問をかいけつするために、岩手銀行カードローンの審査についての情報をまとめています。
【このページで分かること】
岩手銀行のカードローンは即日融資が可能ですが、当日の12時までに正式契約をしなくてはいけません。
そのためにはFAXが必要です。
また50万円以上借りる場合には、収入証明書類の提出が必須ですので、そちらも申し込みの段階では用意しておきましょう。
融資額は希望額によって決まるのではなく、審査結果によって決まります。
審査落ちするという可能性は低くなりますが、必要な額を借りられない可能性があります。
ステータスに不安があるという場合は、他社からの借入れも検討しておきましょう。
岩手銀行のカードローンってどんなカードローン?
それではまず岩手銀行カードローン「エルパス」について、その概要をまとめましたので、確認していきましょう。
エルパス
申込方法 |
・インターネット |
金利(年率) |
年1.8%~14.6%(固定金利) |
借入限度額 |
10万円〜1000万円 |
審査結果 |
最短当日 |
借入・返済時間 |
24時間対応 |
担保・保証人 |
なし |
遅延利率 |
公表値なし |
在籍確認連絡 |
勤務先への連絡あり |
保証会社 |
アコム |
ATM手数料 |
必要 |
エルパスの利用条件は以下のとおりです。
- 20歳以上75歳未満
商品としての利用条件は年齢制限だけですが、実際には岩手銀行の営業店のあるエリアに住んでいるか、勤務している必要があります。
また、利用するときには岩手銀行の普通預金口座が必要になります。
ただし、普通預金口座は来店なしでアプリを使って開設が可能です。
岩手銀行カードローンは即日融資可能?
岩手銀行のカードローンは即日融資に対応しています。
ただし、即日融資を受けるためには、当日の12時までに正式申し込みが完了している必要があります。
このため、午前中の早い時間に申し込みを行い、審査を受けなくてはいけません。
さらに審査を通過した後に、12時までに書類を送らなくてはいけないのですが、郵送ではもちろん間に合いません。
即日融資を受けるにはFAXでの正式申し込みが必要です。
とはいえ自宅にFAXがなくても、FAXはコンビニで使えます。
コンビニから正式契約書類を送ってください。
岩手銀行カードローンの在籍確認はどう?
岩手銀行に限らず、カードローン商品はほぼすべて、在籍確認のために勤務先に電話をかけてきます。
必ずしも本人が出る必要はありませんが、会社の代表電話番号などを勤務先として登録すると、うまく在籍確認ができなくなる可能性があります。
必ず自分もしくは同じ部署の人が受けられる電話番号を登録しましょう。
また、在籍確認ではカードローンの審査であることが、電話を受けた人に伝わらないような配慮がされています。
職場にカードローンの利用がバレることはまずありませんので、その点はあまり気にせず利用しましょう。
インターネットからWeb完結申し込み時の大まかな流れ
岩手銀行のカードローンはインターネットで申込みはできますが、正式申し込みは郵送かFAXを利用します。
このため、すべての作業をWebで完結させることはできません。
それでも、来店なしで融資開始まで進められますので、その大まかな流れをご紹介します。
- インターネットから仮審査の申し込み
- 岩手銀行による仮審査
- 審査結果の通達
- FAXまたは郵送で正式申し込み
- 即日融資希望の場合は口座に振り込み
- ローンカードの発送
- ATMを利用しての融資開始
審査申し込み時の注意点
岩手銀行のカードローン審査の申し込みをするときには、下記の点に注意してください。
- 融資額は審査によって決まる
- 年収が確認できる書類がない場合の融資上限は50万円
岩手銀行のカードローンは、融資額を自分で決めるのではなく、審査結果によって決まります。
このためどうしても200万円必要という状況でも、融資額は50万円というようなことも発生します。
必ず必要な額の融資を受けられるわけではありませんので、気をつけてください。
不安な場合には、他社にも申し込みをする準備をしておきましょう。
また、50万円以上の融資が可能と判断されても、収入証明書類の提出がない場合は、融資額は50万円までとなってしまいます。
50万円以上借りたいという人は、申込前に収入証明書類も用意しておきましょう。
特に即日融資を受けたい場合には必須になりますので、気をつけてください。
まとめ:岩手銀行カードローンの審査に落ちた人が今すぐできる3つの対処法
岩手銀行は堅実経営、無理な融資を行わないことで知られている金融業者です。
このため岩手銀行のカードローン商品の審査も厳しく、簡単には融資を受けることができません。
審査落ちすることも珍しくありませんので、ここでは審査落ちしたときの対処方法について説明します。
申込内容に不備がなかったか確認する
岩手銀行のカードローンは、融資額を岩手銀行が決めます。
このため、審査落ちするというのは10万円も融資できないということ。
審査が厳しいとはいえ、ステータスがかなりひどくない限り、融資額がゼロとはなりません。
このため申込内容に問題がある可能性が考えられます。
申し込みをした時の書類やデータなどが残っていれば、記載ミスがないか確認してください。
勤務先の電話番号は自分が受け取れる電話になっていますか?
他社借入金額の総額は間違っていませんか?
もし決定的なミスがあった場合は、それを修正して再審査を受けましょう。
ただし、再審査を受けられるのは審査落ちしてから半年以上経過してからです。
急いでいる場合には、他社のカードローンを利用しましょう。
ブラックリスト入りしていないか確認する
10万円も貸してもらえないということで、もう1つ考えられるのは、ブラックリスト入りしているということです。
最近は携帯電話料金の支払いを滞納することで、個人信用情報に事故履歴が残ってしまうことがあります。
気づかないところでブラックリスト入りしていることもありますので、個人信用情報機関に問い合わせをしましょう。
JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターの3つで確認してください。
ここで事故履歴が残っていた場合は、その履歴が消えるまで融資は諦めましょう。
岩手銀行をメインバンクにする
申し込みにも不備がなく、ブラックリストにも入っていないという場合には、信用が不足していると考えましょう。
給料の振込先や、公共料金の支払などを、すべて岩手銀行の口座で処理できるようにしましょう。
岩手銀行をメインバンクにすることで信用が増えていきます。
何度も取引をすることで、「この人なら大丈夫」という信用が高まっていきます。
半年から1年間メインバンクとして運用した上で、再度申し込みをおこなってください。
絶対に大丈夫とは言いませんが、以前よりは確実に審査に通りやすくなっています。